iCHi's diary~本は読みたし、はかどらず~

主に忘れっぽい私の読書録。最近はもっぱらAudibleで聞く読書

エッセイ

「センス・オブ・ワンダー」自然との向き合い方

レイチェル・カーソンの遺作『センス・オブ・ワンダー』を読んだ。 彼女の名を聞いてすぐ思い浮かぶのは、環境問題への警鐘を鳴らした『沈黙の春』だ。大学の授業で「必読」と言われながらも、その重さに気後れして手に取ることができなかった記憶がある。 …

「ぼくらの to be continued」―有名人とは何かを考える

表紙に惹かれておおはらMEN の「ぼくらの to be continued」を読んだ。 おおはらMENとは、有名なゲーム配信者なのだそうだ。 全く予備知識がないし、ゲーム実況も見たこともないのだが、こどもに聞いたら有名な人だよと。 こんなふうに、ゲームをしたりライ…

「眠れないほどおもしろいやばい文豪」私生活切り売りしてなんぼのヤクザ稼業!?

板野 博行の「眠れないほどおもしろいやばい文豪」を読んだ。 みんな、「文豪」って聞くとどんなイメージを思い浮かべるだろう? 国語の授業で習った、難しそうな顔したたち… 最近はアニメ「文豪ストレイドッグス」などで文豪たちがかっこよくイメチェンして…

「ずっと幸せなら本なんて読まなかった」読みまくったけど不幸じゃないよね?

三宅香帆の「ずっと幸せなら本なんて読まなかった 人生の悩み・苦しみに効く名作33」を読んだ。 最近「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」で大いに感銘をうけた三宅香帆の若い頃(いや今でも十分若いが)のちょっと変わった趣向の読書案内だ。 お悩みに…

「風と共にゆとりぬ」脳を空にするために読む本

朝井リョウの「風と共にゆとりぬ」を読んだ。 最年少直木賞作家のゆとり三部作のうち第2作目。 相変わらず爆笑だった。 特に、最後の「肛門記」は涙なしでは、もとい爆笑なしでは読めない。 本人も「放浪記」みたいなテンションで読んでほしいと書いていたが…

「これが生活なのかしらん」子供が大人になるときの新鮮な驚き

小原 晩の「これが生活なのかしらん」を読んだ。 若い女の子が「まだ何者でもない」希少な時期をすくい取ったかのようなエッセイだ。 時系列はバラバラだが、 勉強ができなかった学生時代。 先生に片思いをしていた高校3年生。 そして、家から出たいばかりに…

【書評】全捨離したら人生すべてが好転する話|Audibleで聴ける開運エッセイ

櫻庭 露樹 の「全捨離したら人生すべてが好転する話」を読んだ。 断捨離を超える「全捨離」で人生が好転する――そんな驚きの体験談をまとめた本。ユーモアたっぷりでスピリチュアルが苦手な人でも楽しめる内容でした。 おそらく同年代の作者による「オヤジギ…

「出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと」

花田菜々子の「出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと」を読んだ。 離婚前に家を飛び出しどん底だった著者が、実際にやった武者修行の記録。 タイトルから鼻の下を伸ばした方、眉をひそめた方、色々いそうだけ…

「時をかけるゆとり」大学生の日常と成長を綴った爆笑エッセイ

朝井リョウの「時をかけるゆとり」を読んだ。 史上最年少で直木賞を受賞した朝井リョウは、エッセイもまた名手である。 エッセイは、ゆとり三部作と呼ばれ、以下の通り3冊刊行されている。 時系列的に読みたいならこの順番で。 時をかけるゆとり(2012年刊行…

「なんかいやな感じ」平成を振り返ってみる

武田砂鉄の「なんかいやな感じ」を読んだ。 おもしろエッセイと思い込んでよんだら、案外硬派な内容で驚く。 令和になって振り返った、近未来ならぬ近過去としての「平成」に起こったことを自なりに振り返る内容。 私より10年年若い彼が「13歳の時、酒鬼薔薇…

「明けないで夜」燃え殻は燃え尽きてはいなかった!

燃え殻の「明けないで夜」を読んだ。 人名ぽくないが、燃え殻は作者のペンネームだ。 本屋でこの人のおしゃれな小説を見たことがあり、てっきり17歳くらいでSNS発信でデビューした新進気鋭の小説家だとばかり思っていたが、今回エッセイを読んで驚いた。 落…

「わたしの、本のある日々」本がある日は幸せな日々

女優、小林聡美の「わたしの、本のある日々」を読んだ。この人もまた、エッセイ上手なのだった。 また、って言ううと誰と被ってると思われるかもしれないが、先日ドラマ「団地のふたり」で共演した小泉今日子のことを指している。 キョンキョンもこんな本を…

「走ることについて語るときに僕の語ること」天才でしかも努力家なんだぜ

村上春樹の「走ることについて語るときに僕の語ること」を読んだ。 村上春樹の本を大沢たかおが朗読していると言う、大変ぜいたくな一冊だった。 村上春樹の本を読み終わるとしばらく脳内独り言がエセ春樹っぽくなるのだが、皆さんはそんな事はありませんか…

「夢みるかかとにご飯つぶ」頑張れキヨシ!

清繭子の「夢みるかかとにご飯つぶ」を読んだ。 小説なのエッセイなのかはたまたスピリチュアル系なのか、何も知らずに読みはじめたが、お世辞抜きでよいエッセイだった。 「好書好日」というサイトで「小説家になりたい人が、なった人に聞いてみた」(なん…

「あやうく未来に不幸にされるとこだった」今ここが大事ー

なんだか、キャチーなタイトルの堀内 進之介、 吉岡 直樹「あやうく未来に不幸にされるとこだった」を読んだ。 聞いたことあるような?まあいいか、気にしない、気にしない。 悩み事の多くは悩んでいる本人には抜け出すのが難しいもの、そんな時に自分で自分…

「パーティーが終わって、中年が始まる」

とても気になっていたphaの「パーティーが終わって、中年が始まる」を読んだ。 作者名はファ、と読むらしい。本人も言っていたがもはや人間かどうかも不明な感じ。 話題作なので読みたかったのだが読後の感想は、身につまされる、というほどでもないし、かと…

50歳からはこんなふうに

松浦弥太郎の「50歳からはこんなふうに」を読んだ。 なんだかオシャレなイメージのあるこの人、暮しの手帖「素敵なあなたに」の編集長のイメージが強いけど、今はもうその仕事はしておらずクックパッド!?に転職しているらしい。 彼は説く、50歳をすぎたら…

「いちいち幸せになる本」能天気でもいいじゃない。

キャメロン竹田の「いちいち幸せになる本」を読んだ。 実は全然この「キャメロン竹田」のことを存じ上げなくて、なんとなくカレー沢薫っぽい、おもしろ毒舌エッセイを期待して選んだのだが、実際は有名占い師による能天気エッセイだった。我ながら最近の勘の…

「人生後半、そろそろ仏教にふれよう」

古舘伊知郎と佐々木閑の「人生後半、そろそろ仏教にふれよう」を読んだ。 古舘伊知郎といえばそうあの、プロレス中継とかF1中継とか報道ステーションで有名な「めちゃくちゃ良く喋る面白いオジさん」だ。 仏教とは全く関係なさそうに見えるが、本人曰く自分…

夏目漱石の「文士の生活」

夏目漱石の文士の生活を読んだ。 校区の秋祭りと子供の100キロハイクと言うイベントが土日重なり、もうヘロヘロです、さすがに本読むスキ余裕がなかったので、とっても短い夏目漱石のエッセイを読んでみた。 読み上げ機能で17分。でもとても面白かった。 短…

「洞窟オジさん」

加村一馬の「洞窟オジさん」を読んだ。 いっとき前話題になって、NHKでリリー・フランキー主演でドラマ化されたのでご存じの方も多いかも。 加村さん、多分すごく人好きがするタイプなんじゃないなかなと推察する。 だって、全然知らないオフロに入っていな…

「家事か地獄か 最後までスックと生き抜く唯一の選択」

稲垣えみ子の「家事か地獄か 最後までスックと生き抜く唯一の選択」を呼んだ。 前回、「もうレシピ本はいらない」でぬか漬け、一汁一菜生活を激推していた作者だが、今回はそれを生活全般に広げた本。 50歳で朝日新聞を退社した稲垣さん。無職になりほぼ不可…

「48歳で認知症になった母」

Kindleunlimitedにドカンと追加された、KADOKAWAコミックエッセイ特集のなかの「48歳で認知症になった母」を読んだ。・・・ボロボ泣いちゃった。 最近になってヤングケアラーという言葉が認知されて来たが、原作の美齊津 康弘さんがこどもながらに母親の介護…

「朝日新聞ウェブ記者のスマホで「読まれる」「つながる」文章術」

「朝日新聞ウェブ記者のスマホで「読まれる」「つながる」文章術」を読んだ。 いわば、ネットで文章を発信し続けたプロ中のプロが書いた文章術の本。 私の「正しい」と思っていたお作法が結構古くなっていることを知りびっくりだった。 例えば、私が正しいと…

「生きのびるための事務」好きなことだけして生きてなにが悪い?

坂口恭平の「生きのびるための事務」を読んだ。 若い頃に出会いたかった一冊。道草晴子の漫画もとても良い。 事務、ってことに苦手意識を持っている人は多い。苦手、というだけではなくて「ワイルドに破天荒に生きたい」「クリエイティブに自由に生きたい」…

「よみぐすり」ものづくりをする人に贈る言葉

坂口恭平の「よみぐすり」を読んだ。 この間、次に読みたい本で挙げた「生きのびるための事務」の作者だ。 この本は、本屋で「この本わたしが必要な本だわ!!」とビビビときて連れて帰ったものの、只今積読コーナーにそっと供えられている本である。 いつか…

「お前は私じゃないし、私はお前じゃない~悩みが0になる人間関係術」

カマたくの「お前は私じゃないし、私はお前じゃない~悩みが0になる人間関係術」を読んだ。 この表紙の写真、だいぶんな・・・妖精さん? 兼近大樹氏(EXIT)、ひろゆき氏が大推薦! Xフォロワー数137万超の、歌舞伎町で一番クセが強いゲイバー店員・カマた…

「今日の人生」毎日が積み重ね。

益田ミリの「今日の人生」を読んだ 今日の人生 作者:益田ミリ ミシマ社 Amazon ただただむなしいとき、おいしいものにであえた日、年齢を感じる瞬間、町で出会った人、電車の光景、そして肉親との別れ。 2コマで終わる「今日」もあれば、8ページの物語になる…

なんにせよ最高だよ「教養悪口本」  

悪口を言って愛される人が現れた。 堀元見の「教養(インテリ)悪口本」だ。 教養(インテリ)悪口本 作者:堀元 見 光文社 Amazon すぐ「海外では~」と言い出す人に使えるインテリ悪口「鹿鳴館精神を身につけてる」、憶えた言葉をすぐ使いたがる人用のイン…

肩の力をぬいて笑おう「100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集」

新聞の書評欄でみて面白そう~と思っていた福井県立図書館のレファレンスサービスの人たちの「100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集」を読んだ。 100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集 作者:福井県立図書館 講談社 Amazon 「とんでもなくクリスタル」「…