表紙に惹かれておおはらMEN の「ぼくらの to be continued」を読んだ。
おおはらMENとは、有名なゲーム配信者なのだそうだ。
全く予備知識がないし、ゲーム実況も見たこともないのだが、こどもに聞いたら有名な人だよと。
こんなふうに、ゲームをしたりライブ配信を見たりする人の中では「超有名人(たぶん)」でも、日頃ゲームをしない私や私の親世代では全く知られていない状況って最近多いんだろうなと思う。
メディアがテレビと雑誌だけだった昭和と平成まではシンプルだった。
テレビに良くでている人=有名人だったから、共通認識も作りやすかった。
しかし、令和では自分で観るものを選んでいるから、私からしたら超有名人でも趣味趣向が違う人からしたら全く無名の存在ということも多くなったのだろうなぁ。
そういえば、有名人の有名度を図るゲージってなんだろう。
チャンネル登録者数とかフォロワー数とかなのか?
でもそういうSNSの活動をしていない人はどうすればいいだろう。
例えば天皇陛下は有名だけど絶対Xとかで呟かないよね。(もしかして呟いてるのかな)
逆に、昨日今日アカウントを作った天皇陛下より個人のほうが何万人もフォロワーを持って、みたいなことができてしまう世界なのか。
これはチャンスでもあり、バーチャル世界での承認欲求をゾンビのように追い求める人間がおちいる映え地獄の入口かもしれない。
と、本書の感想から少し脱線してしまったが、
すごくライトな成功譚として読みやすかった。
成功譚といっても努力していることを誇っている様子はなくてむしろ、ゲームばっかりしていた話とか高校の卒業旅行の話とか、つまりは友達同士の雑談のような微笑ましい話が多かった。
私が、ゲームも実況も全く興味がないから平坦な気持ちで読めるだけかもしれない。
(人気の職業についているスターを目指す子どもたちからみたらなるほど!勉強になります!っていう気持ちで聞けるのかもしれない)
とはいえ、せっかくなのでゲーム実況とやらを少し拝見してみた。
むむむ、何やらとっても難しいことをサクサクサクッとしていることは理解した。
せっかくなので、彼が紹介しているゲームマイクラもやってみた。
昔こどもにねだられて購入していたのだ。なんとなく賢くなりそうなゲームだしな。賢くはならなかったけれど。
こういうものづくり系のゲームなら私でもやれるかもしれない。
だが、とりあえず初心者すぎて、関係ないところでジャンプしたり、手に持っているツルハシをいつの間にか花にもちかえて、一生懸命花で羊を殴ったりしている。メルヘンか。
公務員か、実況者か。僕は別れ道にいた。
面白くて笑っちゃう。なのに名言続出。
あなたの心を優しく照らすオモヤサエッセイ【収録予定項目】
・族最弱のパワー(物理)ながらもゲームにのめりこむ
・千円の人の記念館
・オナモミで小学校の経済をぶちこわす
・教えは「マンガをしまえ」と「努力を誇るな」
・おおはらMEN流マイクラ上達術
・高校卒業旅行1日目 聞いてない猛ダッシュから始まる旅
・大学をゲームのように攻略していくぅ!
・公務員か、ゲーム配信者か
・友達3人によるゲームチャンネル「帰宅部」結成
・報連相が苦手な僕とドズル社..etc〇著者紹介
ドズル社所属のゲーム実況者。ガンガントークを回すのが理想のゆるゆる実況に定評がある。プロマインクラフターとして多様なジャンルで活躍の幅を広げている。
次に読みたい本
なんか、私の知らない世界がたくさんあるなぁ。
これなんか、いまいちタイトルの意味がわからなかったけど
ダ・ヴィンチで紹介されていたので紹介。
バ美肉という単語に何かしらのエロスや背徳感を感じるが、
これは感じるのが正しいのか間違っているのか?それすらわかんない。
ただ、おじいちゃんがVtuberとして活躍する話とのことでマンガとしてはほのぼのコメディっぽくて面白そう。
バ美肉の意味はバーチャル美少女の肉体を借りるという意味かと。違ったら恥ずかしいけど。

