「朝日新聞ウェブ記者のスマホで「読まれる」「つながる」文章術」を読んだ。
いわば、ネットで文章を発信し続けたプロ中のプロが書いた文章術の本。
私の「正しい」と思っていたお作法が結構古くなっていることを知りびっくりだった。
例えば、私が正しいと思っていたこと(できているわけではないけど)
・文章はしっかり書く。(最低でも1000文字~位を目安にしていた)
・言い切る
・タイトルで焦らして本文を読んでもらう
これら全部間違っていたらしい。いや、ある意味まち勝っていたと言うべきかも。
この本の作者が目指しているのは「スマホでつながる、読まれる」文章であって
いわゆる「バズる方法」を指南しているわけではないからだ。
そう、テクニックよりスタンツを教えてくれる本。
例えば文字量でも、最近の人はほぼスマホから何かをしながら文章を読んでいる「ながら」ユーザーだ。そんな人達に重かったりマジだったり、長文は向いていない。
まず、イントロを大事にする(文章の頭に結論を書いてしまう)
文章は600文字くらい、気軽に気軽に。
な自分のことをこれから棚にあげるけど、人間はどんどん集中力がなくなって馬鹿になって行ってるんじゃないかな。
そう言えば、人間の集中力は今金魚以下っ誰から聞いたんだっけ?
(先ほどBardに聞いたら根拠がない話らしい。測定が困難とのこと。そりゃそうだ。金魚が集中しているかどうかが人間にわかるとは思えない)
とは言え、これはスマホでサクッと読んでもらうためのコツね。
(ちなみにスマホで読んでもらいたいならネコしか勝たんらしい。百戦錬磨のツワモノが言うのだから間違いないんや)
逆に、しっかり読んでもらいたい場合のコツも紹介してある。
そのためには、まず最低でも3000文字程度しっかり「自分を出した」文章を書くこと。
そして、題材を選ぶこと。自分にしか書けないような内容を発信すること。
大勢の読者に読んでもらうのを目指すのではなくて、自分が届けたい相手を絞り込んで発信すること。
最終的な目標ってどうしてほしいか考えること。
読むだけじゃなくて、読んだ後読者から反響があったり、紹介した賞品が売れたり、SNSでシェアしてもらったり。
ちょっと、箸休め的な気持ちで読んだけど色々目からウロコの話が多かった。
とりあえず、私のブログの文章はダラダラ長すぎるんのかもしれない。
もっと推敲するべきだな。というか校正するべきだなむしろ。
「withnews」とは、朝日新聞社が2014年、「新聞を読まない世代に届ける」「スマホで情報を得る世代に届ける」ために立ち上げたウェブメディアです。
スタートから5年で月間1億5千万PVを達成、マネタイズにも成功しています。
しかしwithnewsでは、「ただ単に数字を追う」「バズらせてのしあがる」はちょっと違うと思っていて、ユーザーと「つながる」ことを大事にしたい。
「PV数」「読まれる」の先に、「つながる」関係が生まれることを大切にしてきたといいます。【目次】
1章 スマホという読まれる『場所』を意識する
2章 『身近感』『自分ごと化』で読まれる
3章 つながる文章には、まず『自分を出す』
4章 読まれた先でユーザーを動かすには?
5章 炎上やアンチともうまくやっていく
6章 マンガ、動画……文章以外でつながる
次に読みたい本
作中紹介されていた夜回り猫。
おじさんの猫が市井の人々に共感を示す漫画。やっぱり猫だね。
さて、明日から三連休。廃品回収以外何も予定がないのである。
子どもたちは皆それぞれ自分のことばかり。15年前はあんなにまとわりついて一人にしてくれ、って思っていたのに。お母さん、持て余してるよ!!
あ、そんなときこそのネコ。ネコしか勝たん。