澤村伊智の「うるはしみにくし あなたのともだち」を読んだ。
「おまじないでクラスメイトを醜くする」——そんな突飛なホラー設定から始まるにもかかわらず、物語の根幹には極めて論理的な“犯人探し”が据えられていて、澤村伊智はやはり巧い。
この『うるはしみにくし あなたのともだち』でも、恐怖と謎解きの絶妙なバランスを見せてくれる。
なんでもかんでも昔はよかったと言うつもりはない。
なんなら、今ならコンプラ違反なことが常に起こっていたし、分厚い辞書を何冊も持ち歩くなんて無理ゲーに近いことを毎日やっていた。
でも、スマホやSNSがない時代に青春時代をおくれて本当によかったし、激しいいじめは今よりあったかもしれないけど、それでも、スクールカーストという明確な“言葉”がなかったのは、良かったと思う。
見かけいじりや差別がなかったとは言えない。本当にむしろ今より酷かったかもしれない。
でもスクールカーストという言葉が生まれてなかったので、華やかなグループ、おとなしい地味なグループ、いろんなグループがあってもその上下関係は必ずしも決まってなかった気がする。
そりゃ目立つ、華やかなグループはあった。でもそれ以外のグループに上下を決めなきゃいけないという概念自体がなかったというか。
すくなくとも、すべてを上から下まで順番に並べる必要は感じていなかった気がするんだけど、私がひとりだけ呑気だったのかなー
はじめに言葉ありきなところもあると思うのよね。ホント嫌な言葉。
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四ツ角高校三年二組で一番美しく人気もあった生徒・更紗が突如自殺する。遺書もなくいじめがあったわけでもない。
しかし彼女の死をきっかけに次々に女生徒が見えない力によって容姿を傷付けられていく。
力を行使しているのは誰なのか互いを疑う生徒たち、変化していくクラスカースト。
担任の小谷舞香はこの異変の真相を探るうちに、地域につたわる「ユアフレンド」というおまじないの存在を知り――
次に読みたい本
この小説のキーアイテムに出てくる「占い雑誌」
そう言えば私のともだちもこういう雑誌を熱心に購読していた。(おかげでちょっと引かれてた)

