iCHi's diary~本は読みたし、はかどらず~

主に読書録。読み終えた本がこのまま砂のように忘却の彼方に忘れ去られるのが申し訳ないので、書き留める。要は忘れっぽい読者の読書日記。

「あやうく未来に不幸にされるとこだった」今ここが大事ー

なんだか、キャチーなタイトルの堀内 進之介、 吉岡 直樹「あやうく未来に不幸にされるとこだった」を読んだ。

 

聞いたことあるような?まあいいか、気にしない、気にしない。

 

 

悩み事の多くは悩んでいる本人には抜け出すのが難しいもの、そんな時に自分で自分の心を応急処置できることが大変だ。

 

この本は、今だったらマインドフルネスのでよく言われている「今ここを大事にする」コツを軽いタッチで書いてくれている。

 

・未来のことは、その時点に預ける。

・自分のコントロール外のことは手放す。

 

うんうん、全くそうなんだよ(気がついたらキーーーーってなってたりするのよ、凡人は)

 

・3つのゾーンで考える

「いい人」と呼ばれることに抵抗はありますか?

もしも、抵抗無く受け入れられるなら、リラックスゾーン。

むしろ、「いい人」と呼ばれるように行動するなら、チャレンジゾーン

何も変えることはありません。

ですが、「いい人」と呼ばれることに釈然としないのであればストレスゾーンなので、いい人である必要は全くありません。

 

なるほどね!いい人になりたいならいい人を目指せばいいし、いい人と言われた場合「食い物にされている」感じる人は、いい人じゃないです。と断ってよいのか。

ここで、私って心が荒んでいる、なんて反省する必要もないんですって。

 

・誰からも愛される、なんてなかなかできません。(そんなおこがましい)

みんなに嫌われているわけではない、あたりが理想の状態かも。

 

そうそう「私みんなから嫌われてるから」という人に「みんなって具体的に誰と誰?」って聞くと最後にはだまってしまうんですって。
世界全員から嫌われるのも、世界全員に愛されるのと同様に難しいのだから。

 

 

・7割位の人を「うっすら嫌い」でもイイじゃない

 

あ、なんかわかる。(意外と多いけど)たしかにそのくらいの割合のひとを「嫌い側」に押し込んどけば気が楽になるかも。

うっすら嫌いな人だから、何があっても「ほら、やっぱり嫌いだわ。」で片付くし。

 

うっすら嫌いな人とも問題なく話したり仕事を行ったりできることがコミュニケーションであって、別に嫌いな人がいるのは当たり前でいいのだ。

人のことを嫌いと思う自分を責める、なんてもうやめちゃえやめちゃえ。

むしろ、うっすら嫌いな人をマジで嫌いにならないでいる自分、よくやってる。くらいでいいんじゃないか。

 

その他にも「習い事」で自分の世界を変えてみるというアイデアがよかった。

まずは、習い事を決めるまでに10個くらい変えるつもりで挑めと。

ちょっとでも違和感があったら次に変える。そうすればそれは失敗ではなく予定通りになるのだから。「私って何やっても続かない」なんて卑下する必要はなし。

 

この習い事、「恋愛」とか「仕事」に置き換え可能だろう。

最初から運命の人や天職に出会えるわけないのだ。大体10回くらい試すつもりなら「予定通り次に行くかー」ってなる。

 

そうそう、世の中にはたくさんの仕事もたくさんの相手もいるのに一回目であたりを引き当てるなんて無理よ。

 

そうそう、自分に優しく今幸せであることが大切で、未来の自分を幸せにするためにいまが不幸なんて意味ないのだ。

 

いや、いいことしか言ってないなこの本。

 

 

あやうく、未来に不幸にされるとこだった

「いま、あなたは幸せですか?」
実は、最近の調査では、自信をもって「幸せだ」と答えられる人は
2割もいないのです。

この数字を見てもわかるように、
多くの人が悩みや不安を抱えています。
私たちと同じように、昔から人々は常に悩み、
さまざまな不安を感じてきました。

そして、過去の偉人たちは、
こうした悩みや苦しみが自分自身の「未来」から
来るものだと気づき、対策やアドバイスを残しています。
日常の中で幸せを感じるためのヒントや考え方です。

この本では、先人たちの知恵を私たちの生活に合わせて
「即役立つ」ように整え、気楽に試せるようしました。

毎日の生活の中でのちょっとした不安や
疑問に向き合い手がかりが、
きっとこの本の中に見つかるはずです。

~~人生をラクにするコツが満載!~~
●無理してサブスクに入っていた方がお得?
●考えすぎると何を悩んでいるのかがわからなくなる
●心に無理・無駄があるのは“いい人”の証拠
●「手放せない」と思い込んでいるのはなぜか
●自分とは、「変える」のではなく、「変えて」もらうもの
●いい人であることを意識的にやめてみる
●人間としての成熟とは「期待しない」こと
●SNSは単なる道具と考える
●モノが心に与える影響を甘く見てはいけない
●心の整理は、モノの整理から
●「考え事をしていたら、家に着いていた」そんな人は要注意
●現在が残念な時ほど、もっといまに集中する
●老後の「2000万円足りない」は本当?
●「ただ貯めること」も、実は無計画でしかない
●ときには直感を信じてみることも大事
●「折れない人」というのは、結果を気にしない人
●成長という言葉にこだわらない
●不安とは、自由であること

【主な内容】
はじめに 未来が自分を不幸にする

1章 いまの気分で決めることを甘く見てはいけない

2章 【自信】 あなたが完璧でなくていい理由

3章 【関係】あの人が変わることを期待してはいけない

4章 【モノ】心の整理は、ペットボトルを捨てることから始まる

5章 【時間】あなたのその不安は、91・4 % 現実化しない

6章 【お金】未来を豊かにするお金と幸せの秘訣

7章 【成長】結果を追わない行動が、あなたを「折れない人」にする

終章 幸福、もしくは不安について

 

次に読みたい本

韓国のベストセラー、この本思い出すよね。絶対。

あやうく一生懸命生きるところだった