iCHi's diary~本は読みたし、はかどらず~

主に忘れっぽい私の読書録。最近はもっぱらAudibleで聞く読書

「渋谷神域」都市伝説ユーチューバーの初小説

灯野リュウの「渋谷神域」を読んだ。

 

都市伝説ユーチューバーの「ミルクティ飲みたい」の書いた小説。

ミルクティ飲みたいさん、でいいのか・・・?
残念ながら存じ上げなかったので、読みながら検索。

 

www.youtube.com

 

小説に登場するのも若きユーチューバーと言う設定なので、あたかも「作者本人」の大活劇にみえるが、かなりファンタジックな設定。

一本筋の通ったちゃんとした青年なので(登場人物は)世の中のユーチューバーという存在になんか浮ついた、泡銭狙いというイメージを持っていた私はちょっと見直す。

 

作中でも書いてあったけど、ユーチューバーという仕事は決して楽ではない。

簡単に紹介されていたけど、調査して、台本を書いて、撮影して編集してというサイクルを、延々と回し続けないといけない。しかも、視聴者とか登録者とかの数を一喜一憂しながらは相当大変そう。

 

なんだか楽しそうな面を私たちに見せているけど、厳しい世界なんだろうなぁ。

 

さて本書の内容は、ファンタジックSFとでもいいますか、今流行りの「異世界」物。

 

渋谷を中心に北斗七星の形に配された神社・・・

何かを封じているのか?誰が何のために?

と私の好きそうな雰囲気になりかけたのだが、後半から忍者が出てきたりして、ややとんでも展開。

 

最後のシーンも匂わせと言うか、はっきり書かれていないので、もっとわかりやすくしてくれよーと単細胞な私は思ってしまう。

(多分考察とかたくさん出てるんだろうなー)

 

だが、初の小説とかかれていたわりにはところどころ比喩表現がとても素敵だったりて、才能の豊かさを感じた。

 

 

渋谷神域

その街は、「異世界」への入り口だった。

YouTube累計再生数1.3億回超。
都市伝説界の異才が描く、初小説。

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「この世界とは違う世界って、あると思いますか?」
ある日、SNSで突如トレンド入りした
「#神隠し」 「#記憶喪失」 のワード。
渋谷を中心に、謎の失踪を遂げた若者たちの証言。
彼らの共通点から浮かび上がってきたものとは──。

舞台は、誰もが知るはずの渋谷。
スクランブルスクエア、キャットストリート明治神宮……
現実と異世界のゆがみが、静かに交差をはじめる。

あなたの“記憶”も試される、新感覚ミステリー。
読み終えたとき、街の見え方が180変わる。

次に読みたい本

定点写真で見る 渋谷今昔

 

鬼平犯科帳などを読んでいると、渋谷なんて水はけのわるい「田舎」として書かれている。200年も経っていないのである。すごいよねー