iCHi's diary~本は読みたし、はかどらず~

主に忘れっぽい私の読書録。最近はもっぱらAudibleで聞く読書

エッセイ

「たとえる技術」

新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 さて、お正月なので難しいことは考えたくない!のでいつもどーりやります。 せきしろの「たとえる技術」を読んだ。 人生の中でふと大喜利をしないといけない場合にそなえるのによい。 面…

「細かいところが気になりすぎて」突っ込んで突っ込んでどっか行く感じ

橋本 直 の「細かいところが気になりすぎて」を読んだ。 いつもパリッとした青いジャケットを来ている漫才コンビ「銀シャリ」のツッコミ橋本の書いた、重箱の隅にもツッコミまくるエッセイ。 突っ込んで突っ込んでやがて愛らしい日常になる。不思議な持ち味…

『午前三時の化粧水』昭和男が“もち肌”を手に入れるまで

爪切男の「午前三時の化粧水」を読んだ。 通りすがりの小学生に「太っちょゴブリン」と呼ばれた男が、己の見た目を省みて化粧水を手に取る。 そんな、悲しくも笑える出発点から始まるこのエッセイ「午前三時の化粧水」は、美容に目覚めた中年男性のビフォー…

「お金が貯まる家」にはものが少ない」物持ちと金持ちはちがうのね

下村 志保美 の「お金が貯まる家」にはものが少ない」を読んだ。 とにかくいつも部屋を片付けたいと思っている(うっすら) (ちなみに言うといつも痩せたいと思ってるし、いつも肩が凝ったと思っている。) そんなこんなで、いっちょ年末にむけ「断捨離の炎…

「何をするにもやる気がでないので30秒でモチベーション上げる方法を教えて下さい」どれか一つでも使えれば儲けもん

吉本ユータヌキの「何をするにもやる気がでないので30秒でモチベーション上げる方法を教えて下さい」を読んだ。 ゆるい絵柄ながら胸が漫画を描く漫画家さんだ。と言いながら、私は知らなかったので、思わず検索してnoteを読み漁ってしまった。 とっても読み…

「動物たちは何をしゃべっているのか?」うちの猫は「ごはん」としゃべっている(と私は思う)

山極寿一 (著), 鈴木俊貴 (著) の「動物たちは何をしゃべっているのか?」を読んだ。 今年のトップ10に入る良かった本「僕には鳥の言葉がわかる」の鈴木俊貴と超有名なゴリラ研究者山極寿一、二人の研究者による対談本。 一般人向けにきちんと噛み砕かれてい…

『歩く人はボケない』耳が痛いけど、白米やめられん…

長尾 和宏 の「歩く人はボケない 町医者30年の結論」を読んだ。 いやー2時間座りっぱなしだと、死亡リスクが15%上がるらしいですよ! エライコッチャ。 2時間どころじゃなく座っちゃってる人、多いんじゃないっすか? 歩くといい、って色んなところで…

「れもん、よむもん!」ある活字中毒者が出来上がるまで

はるな檸檬 の「れもん、よむもん!」を読んだ。 宝塚オタクで有名な漫画家の、読書に関するコミックエッセイだ。 この人、小さい頃「和田誠になる!」と言っていたらしい。サイコーな小学生だ。 なれなくて残念、みたいなことを書いてあったけど、いやいや…

境界線は冷たくない――『人間関係に「線を引く」レッスン』を読んで

藤野 智哉の「人間関係に「線を引く」レッスン 人生がラクになる「バウンダリー」の考え方」を読んだ。 「バウンダリー」という言葉を聞いたとき、正直最初はアーティスト名か新しいお笑いコンビかと思った。(Vaundyと混同) 本書で語られる「バウンダリー…

爪切男『クラスメイトの女子、全員好きでした』にじみ出る優しさ

爪 切男の「クラスメイトの女子、全員好きでした 」を読んだ。 なんともパンチのあるタイトルだが、それ以上に気になるのが筆者の名前。 どうしてこんなペンネームにしたのか?爪 切男。爪さんと及びすれば良いらしい。 苗字なんだね。 このエッセイ集「クラ…

『学歴狂の詩』偏差値に青春を捧げた者たち

佐川恭一の「学歴狂の詩」を読んだ。 これは「青春記」ではある。 が、甘酸っぱさも共感も、ほとんど期待しない方がいい。むしろ、その真逆。テストの点数と偏差値と志望校。 「東大・京大以外は猿」とまで言われるような、過酷すぎる学歴至上主義のなかで生…

「5日間で言葉が「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」がなくなる本」は脳の筋トレ本

ひきた よしあき の「博報堂スピーチライターが教える 5日間で言葉が「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」がなくなる本」を読んだ。 この本は読んで終わりではなく、やって初めて意味がある本である。つまり、ワークをこなさないと血肉にならない…

『東大脱力講義 ゆるい日本史』歴史が好きになるきっかけ作り

カレー沢薫(著)、本郷和人(監修)の「東大脱力講義 ゆるい日本史 ~鎌倉・室町・戦国時代」を読んだ。 本当に“ゆるい”日本史本だった。だが、ゆるいからといって侮ってはいけない。歴史の入り口として、こんなにちょうどいい本も珍しい。 なんで高校の歴…

それでも働くあなたへ『憂鬱でなければ、仕事じゃない』

見城徹・藤田晋の「憂鬱でなければ、仕事じゃない」を読んだ。 冒頭から圧倒される。「電話をかけたほうが先に切るな」「名刺を切らしていたら翌日に速達で送れ」など、今どき聞かない“昭和イズム”全開の仕事論が飛び出すのだ。まるで一昔前の武士道かと思う…

『10年後のハローワーク』AI時代に生き残るための条件

川村 秀憲 の「10年後のハローワーク これからなくなる仕事、伸びる仕事、なくなっても残る人」を読んだ。 AIに仕事を奪われる未来予想図は最近よく話題になっている。 すごく危機感をあおってくるけど、逆をいえば人間は「仕事以外のやりたいことだけ」やれ…

『すぐ役に立つものはすぐ役に立たなくなる』知の怪人は伊達じゃない

荒俣宏の「すぐ役に立つものは すぐ役に立たなくなる」を読んだ。 さすが、知の怪人という呼び名にふさわしい圧巻の勉強法。 「勉強」と聞くとどうしてもマイナスのイメージがつきまとうが、彼にとっての勉強は「ワクワクしてやめられないもの」なのだ。 確…

『50歳から何を学ぶか』は“中年クライシス”の処方箋か

「教養とは何か?」そんな問いかけから始まるこの一冊は、そろそろ仕事としての到達点が見えて来た人にとって、一点の明るい星を見せてくれる。 今から頑張っても、社長にはなれない(この言い草まもはや貧相だけど)とゴールらしきものが見えて来た私達は、…

『黒部の山賊』クマ鍋と山男と戦後の山小屋

伊藤 正一 の「ヤマケイ文庫 定本 黒部の山賊」を読んだ。 表紙からしてただ者ではない雰囲気を放つ「黒部の山賊」。本屋で一目見たときから気になっていたが、読み始めると案の定、「スゲー」の連発である。 語彙力が乏しくってごめんあそばせ。これは、と…

『アウト老のすすめ』断捨離ブームに背を向けて

みうら じゅんの「アウト老のすすめ 」を読んだ。 みうらじゅんは、老人になってもやっぱりみうらじゅんなんだなー タイトル通り「アウトロー(アウト老)」だの「オイルショッカー(老いるショッカー)」だの、オヤジギャグと下ネタがひたすら連射される。 …

『忙しさ幻想』忙しさマウンティングを今すぐやめよう

豊留 菜瑞 の「忙しさ幻想」を読んだ。 読書インフルエンサー、なのだそうだ。 TikTok - Make Your Day TikTokで検索すると、ショート動画でたくさん本を紹介していた。確かにすごい大盤振る舞いである。 「〇〇の本5冊」みたいなタイトルが並び、一回の投稿…

『あなたの強さは、あなたの弱さから生まれる』ありがとうが溢れる最期

小澤 竹俊 の「あなたの強さは、あなたの弱さから生まれる」を読んだ。 ホスピス――それは、毎日のように誰かが亡くなる場所である。 けれどもこの本を読んで、そこは「死の場」ではなく「生の場」でもあるのだと、しみじみ思った。人は、死を間近にしたとき…

『はじめる力』失敗を恐れない人が未来をつくる

安野 貴博 の「はじめる力」を読んだ。 未来の日本に、オードリー・タンのような存在が現れるとしたら、それはこの人かもしれない。 ——今一番乗りに乗ってる、勢いを感じたる安野貴博。 「はじめる力」は、都知事選で4位に入り、参院選でも当選を果たした著…

『産む気もないのに生理かよ!』子どもを持たないという選択

月岡ツキの「産む気もないのに生理かよ! 」を読んだ。 なかなかにパンチの効いたタイトルである。 本書は、月岡ツキが「なぜ私は子どもを産まないのか」について、自らの体験と思想を通して語る一冊である。 彼女によれば、子どもを産まない理由を数えたら…

『スマホ時代の哲学』わからなさを抱える勇気

谷川 嘉浩 の「スマホ時代の哲学: 「常時接続の世界」で失われた孤独をめぐる冒険 」を読んだ。いや、聴いた。 ゾンビ映画で最初にゾンビにやられてしまう人たちには、ある共通点がある。 「謎にハイテンションで妙に自信満々」。 自分がわけのわからない状…

『神と怨霊』竹田恒泰と三上丈晴の“目に見えない世界”対談

竹田恒泰・三上丈晴対談本の「神と怨霊」を読んだ。というか聴いた。 竹田恒泰 といえば、皇族の血を引く(のに割ときついことをテレビで言ってる)政治評論家で「三上丈晴」は全然知らなかったが20年近く「ムー」の編集長をしている人らしい。 なんか、きな…

「僕には鳥の言葉がわかる」リアルドリトル先生

鈴木俊貴の『僕には鳥の言葉がわかる』を読んだ。 若い頃からシジュウカラの観察をつづけてきた著者が、シジュウカラが言語を持っていることを解明する道のりをユーモアを交えて描いた科学エッセイ。 お、おもしろい! まず大学の卒業論文のために3ヶ月軽井…

『私とは何か ― 個人から分人へ』複数の私で、ちゃんと私になる

平野啓一郎のエッセー『私とは何か ― 個人から分人へ』を読んだ。 「分人」とは、「個人」の対義語のようなニュアンスを持つ、彼の造語である。最初は面食らったものの、読み終えた今では、腑に落ちた。 私たちはよく「本当の私」は内側にあって、対外的には…

『幸せな人は知っている「人生を楽しむ」ための30法則』の教え、3日で忘れるけれど

小林正観 の「幸せな人は知っている「人生を楽しむ」ための30法則」を読んだ。 小林正観といえば、「掃除・笑い・感謝」が幸せを導くと説く『「そ・わ・か」の法則』で有名な人物だ。彼のプロフィールを見ると、「コンセプター」やESP研究いった肩書きが並び…

「ねこおばあさんぼく」飼い方もアップデートしないとね

カメントツの「ねこおばあさんぼく」を読んだ。 猫好きねこ飼いのエッセイ漫画だ。 ある日半野良猫が自宅のベランダにあらわれて驚く作者。 ねこを保護し獣医に連れて行くなどしていたら、飼い主のおばあさんが見つかった。 だが、おばあさんのネコの飼い方…

「本を読んだことがない32歳がはじめて本を読む~走れメロス・一房の葡萄・杜子春・本棚」

かまど、 みくのしん の共著「本を読んだことがない32歳がはじめて本を読む~走れメロス・一房の葡萄・杜子春・本棚」を読んだ。 ・・・ものすごくよかった。読書が趣味の人にはぜひぜひ手にとってほしい。今までにない読書の「ライブ」体験ができる。ホン…