iCHi's diary~本は読みたし、はかどらず~

主に読書録。読み終えた本がこのまま砂のように忘却の彼方に忘れ去られるのが申し訳ないので、書き留める。要は忘れっぽい読者の読書日記。

2007-01-01から1年間の記事一覧

今年心に残った本

いよいよ今年もおわりですね。 毎年おせちは省略している私ですが、今年は大掃除も省略。買出しも省略。 いくら新生児がいるからと言ってサボりすぎ?つーくらい何もしていません。 さて、今年読んだ本で、ベストテンとか考えてみるとなかなか順位まで考える…

産後一ヶ月

ようやく、産後一ヶ月を迎えました~ いや~あっという間!!時間がなくなるのが早いこと早いこと。 思えば一号(一人目の娘)を産んだときは、今までの生活のスタイルが崩れまくってストレスと産後うつでボロボロだったなぁ。 今よりずっと楽だったはずなの…

産んでから読んだ本

出産のため普通5日間入院するのですが、その間は上のちびっ子ギャング達の面倒を見なくてよいバラ色の日々なのです。新生児?そんなもん、おっぱいやっとけば余裕で寝ちゃうでしょ! てなわけで、入院中読む本で用意したのはこの2冊。 どうやら2年に一回…

出産!!

臨月って書いていたのが今月初め。ずーっとさぼっている間に出産しました。 予定より10日早く、深夜破水して早朝には出産のはこびに。 パジャマとかは一応用意していたものの、これから本格的に入院準備だ!と思っていた矢先だったので、足りないものがた…

臨月・・・

今日から、臨月突入です。臨月、ってなんかやだなー「臨」書けないし。他の字だってかけないけどさ。 思い返せば第1子の時は仕事を続けるつもりだったのでギリギリまで働いていたので、なんだかんだで忙殺されて、もちろん怖かったけれども、なんとなく過ぎ…

ナンセンス?「しゃっくりがいこつ」

あまりにもリアルながいこつの絵が、表紙にバーンときているため、「怖い話?それとも”かがくのとも”系?」とあまり触手がうごかない人もいるかもしれませんが、なんともこれは”おもしろい”絵本です。 しゃっくりが止まらなくなったがいこつ氏。(どうやら一…

最後に泣けちゃいます「終末のフール」

大好きな伊坂幸太郎さんの本。 終末、というのは地球の終末。後三年で地球に小惑星が落ちるというとき、仙台片隅の団地「ヒルズタウン」の住人を軸にした短編集です。 後8年で地球が滅亡する、と知らされて世界中が暴行と絶望で荒れ狂い、5年間がすぎる。…

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「妊婦は太っちゃいけないの」

産科へ行くたびに「最も軽そうな服」を選び朝食を控える私。だって先生から毎回怒られるんでもの。 早いもので9ヶ月。今一番の関心事は体重。前回も前々回も同じ様にに苦しんでいた「体重管理」 もうこんなにおなかが大きくなっているのに、産まれてくる子…

ロングセラー「ひとまねこざる」シリーズ

岩波のこの黄色い表紙。このサイズ!!嗚呼懐かしい~ 「ひとまねこざる」よりも、「おさるのじょーじ」シリーズのほうがとおりはいいかな? 娘1号もようやく「岩波のこどもの本」についてこれるようになりました。図書館に行くたびに一冊は借りて来ていま…

タイトルが怖い・・・「旧怪談」

あの、京極夏彦さんが江戸時代の怪談(というより、割り切れない話がおおい?)「耳袋」を現代風に語りなおした一冊。 どれだけ現代風かというと、作中人物がN氏とかAさんになってるし、気鬱が「ストレスで」とか「高齢者特有の認知症」なんて感じになってお…

とはいえ臭くはなさそうだ「おならのしゃもじ」

「ふきまんぶく」なんかで有名な田島征三氏の絵が印象的がこの一冊。 いわゆる昔話なんだけど、これでいいのか?という突っ込みどころが満載。 貧乏で(無策無努力の)若者が、なんとかしてくださいと神頼みをします。 すると、どこからともなく現れた赤と黒…

覆面作家シリーズ

ずいぶんブログの更新がとどこおってしまって、まあ、誰も期待してないブログだしなどと自分で言い訳。多忙は怠惰の言い訳であるとはよく言ったもので。 ただし、私の場合は多忙というよりただの怠惰だ。暑いし!!腹は重いし!!(妊娠8ヶ月目突入) とこ…

子供の好きなものって・・・

うちの子にもっとも見せたくないアニメともてはやされている「クレヨンしんちゃん」ですが、なんとアニメ15周年とな。中国でも認知度70%以上ですって。 私も昔は 「これだけは見せたくない!」 と思っていましたが、15年も受け入れられ続けていると言うこ…

「打ちのめされるようなすごい本」

読者が打ちのめされる書評ってのもめずらしい。この本は、米原万里さんが昨年なくなってから、初めて出された彼女の行った書評の総括。 書評って、なかなか大変な作業だと思うわー。感想とは違い、読むときも神経を使うものでしょう。本当にエンターテイメン…

泣いた~「おじいちゃんがおばけになったわけ」

名前はわすれたけれど、絵本紹介ムックで紹介されていたこの本。 読みたくって図書館でリクエストしました。(そう簡単には買わないよ~) そしたらあなた、おばけ話とはいうものの、大好きな肉親の死をテーマにした感動の内容で、子供に読み聞かせる前ざっ…

「おばけいちねんぶん」って一年分?!

相変わらず娘たちが大好きな、おばけの絵本を図書館で探している私たちですが、この本はヒット! あの、「せとうちたいこさん」や「おかあさんがおかあさんになったひ」の長野ヒデ子さんによる、かわいいおばけのお話です。ちなみに、原作は「おひさま大賞」…

切り捨てられた!「趣味は読書。」

初めて斉藤美奈子さんの本を読みました。 今までも過激な?しかし、ぐっとくる文学論を展開している人、というイメージはあったのですが、ベストセラーをあなたの替わりに読みました!という文句に引かれて読んでみると・・・ あらあら、のっけから切り捨て…

ほろりとしちゃう「おかあさんがおかあさんになったひ」

長野ヒデ子さんのこの作品は、長女出産前に自分が感じていた怖いような、楽しみなような気持ちが思い出されました。 出産シーンも描かれているけど、そんなに生々しいものではなく(もうちょっと痛がってました、私)子供が恐れるほどでもありません。色鉛筆…

青春群像?「砂漠」

いい本でした~。のっけから褒めます。この人の書く本は、どんな結末であろうと読んで穏やかな気持ちというか、いいきぶんになるので大好き。 内容は大学に入学した北村君が合コンしたり、麻雀したり、友達とちょっと危ない橋を渡ったり恋人をつくったりと、…

らくご絵本「たがや」

落語を絵本にするって、すごーく難しいとおもいます。 落語にはつきもののオチというかサゲって、たぶんに駄洒落だから、絵にするとどうだろう?という気は読む前からもしていましたが、まあ、この落語も駄洒落でした。 でも、川端誠さんの絵がなかなが魅せ…

夜眠るおばけ「おじいさんと10ぴきのおばけ」

NHKのテレビ絵本でも放映されていたこの絵本。 著者のにしかわおさむさんは児童書のイラストをたくさん描いてる方。だからかな?なんだか見たことある懐かしい感じの絵。 とってもかわいい小さいおばけが10匹出てきておじいさんと仲良く暮らすものがたり。 …

写真絵本「うちにあかちゃんがうまれるの」

そろそろ、意識的に出産に関する絵本を読んでみようかと思っていたところ、探していた写真絵本を図書館で見つけました。 この本は、本当に4人兄弟の末っ子君が生まれる様子を、ひとつ上のお姉ちゃん(6歳)の視点から、写真でつづっています。 お母さんは、…

表紙はこなみ詔子「ロマンス小説の七日間」

三浦しをんが描く恋愛小説。恋愛小説というと確実にどうでもいい気持ちになる私ですが、実は角川書店の夏の百冊に惹かれ購入。 彼女の恋愛感っていうのが「燃えるような恋」から程遠く、等身大でつぼにはまってとても面白く読めました。 内容は、海外ロマン…

おいしそ~「おばけのてんぷら」

くいしんぼうのうさこちゃんがてんぷらのおいしさに目覚め、うっかり衣に落ちたおばけや、めがねもてんぷらにしてしまいます。 ちょと強引にねこちゃんのお弁当からてんぷらを「おあじみ」して作り方を習ううさこちゃん。菜食主義だから野菜のてんぷらばかり…

アマゾンのアソシエイトってなに?

本の紹介に、私は以前からbk1の簡単リンク君をつかっていました。 ところが、何でも簡単リンク君がなくなるらしいですよね。いままで、簡単リンク君で儲かったことなどただの一円もないので、そりゃ別にいいんですが、表紙の画像がないとつまんないですも…

タイトルで敬遠しない「おしっこぼうや」

タイトルだけ見て、一部マニア、おしっこうんこ好きの子供たちのためのあほらしい絵本か?と思っていたのだけど、全然違いました。はずかし~ サブタイトルは「せんそうにおしっこをひっかけたぼうや」 ベルギーのブリュッセルに伝わるあの「小便小僧」のお…

妊娠を知り上の子は情緒不安定になるのか?

現在3人目を妊娠中の私。いかに三人目だからといって、わからんことはまだまだあるものです。 一番上の娘はもうすぐ5歳ですが、最近それはそれは保育園に行くのを嫌がって大泣きするようになった。 昔から「個性として泣き虫を受け止めようとう」と覚悟す…

最近読んだ本でよかったもの

私の場合、ほとんどは図書館で借りた本を読んでいるため、「最近」が「新刊」を意味しないのですが。 ・嘘つきアーニャの真っ赤な真実 米原万理著 彼女がプラハのソビエト学校で出会った3人の少女との再会。実際この人はお父さんの主義の関係であちらに行か…

よい意味でバカバカしさを徹底「小説こちら亀有公園派出所」

特別こち亀ファンというわけでもないのですが、ついつい購入。 だって、執筆陣がたいそう豪華。たとえば大沢氏はアノ新宿鮫と両さんが出会う一幕。この両さんはそこはかとなくハードボイルドタッチ。 書いた人によって、それぞれの両さんがいて、よい意味で…