iCHi's diary~本は読みたし、はかどらず~

主に読書録。読み終えた本がこのまま砂のように忘却の彼方に忘れ去られるのが申し訳ないので、書き留める。要は忘れっぽい読者の読書日記。

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しをんちゃんのAudibleオリジナル作品「墨のゆらめき」

三浦しをんの「墨のゆらめき」を読んだ。いや、正確に言うと聞いた。 (大好き過ぎて、作者をつかまえてちゃん付けしてしまった・・・) 墨のゆらめき 作者:三浦 しをん Audible Amazon 【オーディオファースト作品】直木賞作家・三浦しをんによるAmazon オ…

ぜひ2冊とも読むべし!

乙野四方字(おとのよもじ)「僕が愛したすべての君へ」と「君を愛した一人の僕へ」を読んだ。 言葉あそびのようなタイトルだが二冊読んだ後はこのタイトルがグッとくるのだ。 僕が愛したすべての君へ (ハヤカワ文庫JA) 作者:乙野 四方字 早川書房 Amazon 君…

なんだか楽しくなっちゃうよー「ヒッキーヒッキーシェイク」

津原泰水の「ヒッキーヒッキーシェイク」を読んだ。 ヒッキーヒッキーシェイク (ハヤカワ文庫JA) 作者:津原 泰水 早川書房 Amazon ヒキコモリ支援センター代表のカウンセラー竺原丈吉(JJ)は、いつも度の入ったサングラスを掛けて場当たり的に喋る、実に胡散…

夏といえばSF。マイ・ベスト5

今週のお題「SFといえば」だが、私的にはなぜか夏といえばSF。 怪談ぐらいではひんやりしない酷暑の日本。「夏SFで現実逃避」を提案したい。 毎年夏には色んな人にオススメのSFを聞いて回ってるのだが、読んで見るんだけどイマイチ分かんなかったぞ。という…

エモいミステリー「捜査線上の夕映え」を読んだ

毎日毎日、暑い!特にマスクがあつい! すっかりマスクが日常になった今日このごろ、数年前に書かれた小説ですら「コロナの前だな~」と違和感を覚えることも多くなったのでは? いや、近い近い!とか、食事中にそんなに叫んだらあかん、とか。 そんな違和感…

ブログの更新が途絶えた3つの理由

ちょ~久しぶりにブログを更新する。 これは、あれですな。洗い忘れた弁当箱をずっと視界にいれつつも無視しているような感じ。 大変精神衛生上よろしくない。このブログはとにかく個人の読書録なので、更新しなくても誰一人困る人はいない、そう私以外は。 …

嘘つきは六人じゃないかもね。六人の嘘つきな大学生

六人の嘘つきな大学生 (角川書店単行本) 作者:浅倉 秋成 KADOKAWA Amazon 久々、ミステリらしいミステリだったな。 とはいえ結局、最後はどちらともとれる微妙な着地。 筆者は採用面接によほど深い恨みがあるのだろうか、人事の採用担当なんて、クソだ!と言…

「残月記」は2022年の1984年なのか?

本屋大賞にノミネートされていた小田雅久仁の「残月記」を読んだ。 残月記 作者:小田雅久仁 双葉社 Amazon 近未来の日本、悪名高き独裁政治下。世を震撼させている感染症「月昂」に冒された男の宿命と、その傍らでひっそりと生きる女との一途な愛を描ききっ…

わからない?「推し、燃ゆ」

宇佐美りんの「推し、燃ゆ」を読んだ。 第164回芥川賞を受賞、しかも21歳の女性ということでおおいに話題になったよね。 娘が早速購入しているのを横目に「読もうかな、読むのやめとこうかな」と謎のツンデレを噛ましていたが、先日ようやく読了した。 推し…

世之介に出会った人生と出会わなかった人生「横道世之介」

現在、毎日新聞に連載中の小説「続々横道世之介」。 もうすぐ40代の中堅カメラマンとして楽しく暮らす世之介がえがかれている。 今は、あけみちゃんという料理上手で芸者の血を引くなかなかチャーミングな女性と同棲中。ただし、全く色っぽくはない。 なぜな…

おまえは戦うのか死ぬのか?「同士少女よ、敵を撃て」

今年の本屋大賞を受賞した逢坂 冬馬 の「同士少女よ、敵を撃て」を読んだ。 同志少女よ、敵を撃て 作者:逢坂 冬馬 早川書房 Amazon 独ソ戦が激化する1942年、モスクワ近郊の農村に暮らす少女セラフィマの日常は、突如として奪われた。急襲したドイツ軍によっ…

圧力高め!「テスカトリポカ」

たて続けるように2022年このミス(このミステリーがすごい)2位の「テスカトリポカ」を読んだ。 うーん、独特。というか、怖い。 絶対悪という言葉が思い浮かぶような話。 ミステリーに期待される謎解きとか、どんでん返しとかはない。ただひたすら答え…

「赤と青のエスキース」最後にぎゅぎゅっと全てのピースがつながる快感

本屋大賞第2位の「赤と青のエスキース」を読んだ。 いやー、やっぱり本屋大賞に選ばれる作品ははずれなしだなぁ。 あんまり、というかほぼ恋愛小説を読めないのだがこれは流石に「二度読み必至」とうたうだけあって、短編小説に見せかけてなにげに伏線が張り…