iCHi's diary~本は読みたし、はかどらず~

主に読書録。読み終えた本がこのまま砂のように忘却の彼方に忘れ去られるのが申し訳ないので、書き留める。要は忘れっぽい読者の読書日記。

2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

嘘つきは六人じゃないかもね。六人の嘘つきな大学生

六人の嘘つきな大学生 (角川書店単行本) 作者:浅倉 秋成 KADOKAWA Amazon 久々、ミステリらしいミステリだったな。 とはいえ結局、最後はどちらともとれる微妙な着地。 筆者は採用面接によほど深い恨みがあるのだろうか、人事の採用担当なんて、クソだ!と言…

一難去ってまた一難、横溝正史の「雪割草」

横溝正史の「雪割草」を読んだ。 雪割草 久しぶりに、横溝正史のミステリ以外の作品を読んだ。 雪割草、美しい花である。 超ざっくりとしたあらすじは、諏訪の湖で育った美しい娘、有為子が育ての父の死を機に実父を探すために上京し、騙されて危うく売られ…

「残月記」は2022年の1984年なのか?

本屋大賞にノミネートされていた小田雅久仁の「残月記」を読んだ。 残月記 作者:小田雅久仁 双葉社 Amazon 近未来の日本、悪名高き独裁政治下。世を震撼させている感染症「月昂」に冒された男の宿命と、その傍らでひっそりと生きる女との一途な愛を描ききっ…