新聞の書評欄でみて面白そう~と思っていた福井県立図書館のレファレンスサービスの人たちの「100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集」を読んだ。
「とんでもなくクリスタル」「わたしを探さないで」
「下町のロボット」「蚊にピアス」
「おい桐島、お前部活やめるのか?」
「人生が片付くときめきの魔法」「からすのどろぼうやさん」
「ねじ曲がったクロマニョンみたいな名前の村上春樹の本」
「八月の蝉」「大木を抱きしめて」
「昔からあるハムスターみたいな本」だいぶつじろう 池波遼太郎
……
利用者さんの覚え違いに爆笑し、司書さんの検索能力にリスペクト。
SNSでもバズりがとまらない!
クイズ感覚でも楽しめる、公共図書館が贈る空前絶後のエンターテイメント。
あなたはいくつ答えられる?
タイトルになっている「100万回死んだねこ」は佐野洋子の不朽の名作絵本「100万回生きたねこ」の覚え間違いだ。
まあ、100万回生きるためには100万回死んでるだけどもね。
それを言っちゃあ身もふたもないというか。
最後に本当の愛を知り、もう生き返ることがなくなるねこの話なんだけど、死んだ、になると少々ゾンビ猫感が出ちゃうよね。
扉を開くと遊び心が・・・
図書カードって、最近は見ないけど昔は学校の図書館とかで依然借りた人の名前が書いてあったりして面白かった。
今の考えると信じられない個人情報の開示だけど、結構好きな先輩が借りた本を探して借りたりしてる人いたよねー
私も一回やったことがある。
たしか、トビハゼがなんかの写真絵本で、わーすごい、いろんな人がいるんだなぁと思った。自分じゃ絶対選ばないからね。
それにしても、図書館のリファレンスサービスってなかなか大変そうだなぁ。
でも、読みたい本が見つかったときはさぞやすっきりすると見た。
それこそ本屋探偵?みたいに。
こちらで、インターネットで日々更新されている覚え違いが閲覧可能。
早速、梶山秀夫の「中落ち」(なかおち) →『半落ち』(はんおち)横山秀夫∥著
というリストを見て噴き出す。
中落ちはおいしそうだ・・・半落ちも最後確かラーメン食べるとこおいしそうだけど。
学生時代本屋でアルバイトしていた時も結構うろ覚えタイトルの人が多くて、しかもなかなかの理不尽部ぷりで困った記憶があるが、当時はインターネットとかないから仕方がなかったよね。
とおもいきや、図書館の蔵書検索サービスはなかなか厳しいらしく助詞がひとつちがうだけで全然ヒットしないらしい。使う側の知識も厳しく求めちゃう感じ?
年末年始、肩の力をすっと抜くのに最適な本。