キャメロン竹田の「いちいち幸せになる本」を読んだ。
実は全然この「キャメロン竹田」のことを存じ上げなくて、なんとなくカレー沢薫っぽい、おもしろ毒舌エッセイを期待して選んだのだが、実際は有名占い師による能天気エッセイだった。我ながら最近の勘の働かなさと乱読ぶりに呆れる。(あと自分の毒舌にも)
私の心がひねくれているのかレビューを見ると皆様高評価。
私は実はあまり身が入らなかったのだが、それでも学んだ事は
「いちいち」幸せになる、という考え方。
ここからは私の理解で話すのでちょっと違うかもだけど、
どういうことかって言うと、眼の前のことを選択しながら人間は生きていく。
この選択の判断基準を「いちいち」自分にとって快適な方をえらべ、つまり幸せになれる方を常に選択せよって事かなと思った。
こういうと、失敗しないように正解だけを選び続けないといけないみたいだが、むしろ選んだものはすべて成功で、失敗とかないから。ということらしい。
なので、身の回りには自分の好きなものを置き、常に幸せでいることを心がける。ということらしい。
確かに、家やインテリアのこだわりがすごくて確かに素敵。
我が家の100円ショップと適当に購入したもので埋め尽くされた室内とはえらい違いじゃ・・・
でもさー私にはベッドメイキングをしてくれる素敵な竹田くんがいないんだもん。(この人は自分の夫を竹田くんと呼んでいるのだ)
おもしろかったのは占い師なのに、占いででた最悪の選択を選んでみたという体を張った結婚から新婚旅行までの実験。結果オーライだったらしい。
おもしろエピソード1
婚姻届を出したら、手違いで旦那の姓ではなく自分の姓に変わっていた。
役所に相談すると、家庭裁判所に訴えるか、一回離婚して再婚するかどちらかしかないと言われ、やむなく離婚後即再婚。
ちなみに同じ相手であれば、離婚後何日間再婚できないという縛りはないらしい。
お陰で自分の手相にくっきりでている2本の結婚線=離婚という占いが裏技的に回避された!
おもしろエピソード2
会社員時代、階段から落ちて鼻が折れてしまうほどの怪我を負うのだが、お陰で「人相」が変わり向いている職業が変わって、今のこの仕事に就いた!
って、要するに不幸と幸福は表裏一体でその渦中にいるときには不幸に感じるが後からおもうと転機と捉える事もできるってことかな。
ああここまで書いて、「お陰様」ってキーワードも受け取れるな。
とにかく能天気が悪口だと思っている私は少し反省。
脳内がいつもピーカン天気な方が楽しいじゃん、ということに気づけた本だった。
この、表紙がずるいとおもうんだわー。いい意味で!
なにこれ、サイ?
合言葉は「簡単・余裕・うまくいく」!
キャメレオン竹田、待望のエッセイ!初公開の自宅やこだわりの私物写真もご紹介。
何事もスイスイうまくいく人になるコツが満載です。
【目次】
Chapter1◎今のわたしになるまで
Chapter2◎いちいち「気分が上がるほう」を選ぶ(暮らし編)
Chapter3◎いちいち「楽しい・簡単・面白い」を選ぶだけ!(考え方・習慣編)
Chapter4◎わたしの人間関係
Chapter5◎結局、いちいち大丈夫だった!
Chapter6◎いちいち「不思議」を堪能する
次に読みたい本
作中言及されていた小林正観さんの本。面白そう。