iCHi's diary~本は読みたし、はかどらず~

主に読書録。読み終えた本がこのまま砂のように忘却の彼方に忘れ去られるのが申し訳ないので、書き留める。要は忘れっぽい読者の読書日記。

2024-01-01から1年間の記事一覧

「放課後ミステリクラブ」コナン君よりは大きい

知念実希人の放課後ミステリクラブ1~3を読んだ。 放課後ミステリクラブ 1金魚の泳ぐプール事件 作者:知念実希人 ライツ社 Amazon 放課後ミステリクラブ 2雪のミステリーサークル事件 作者:知念実希人 ライツ社 Amazon 放課後ミステリクラブ 3 動くカメ…

よくわからないけど明らかにすごい人

穂村弘の「よくわからないけど、あきらかにすごい人」を読んだ。 よくわからないけど、あきらかにすごい人 (毎日文庫) 作者:穂村 弘 毎日新聞出版 Amazon 現代短歌を代表する著者が文学、アート、音楽など、それぞれの世界で活躍する「表現の神様」を訪ね、…

「葬儀を終えて」さすが女王のミステリー

アガサ・クリスティの「葬儀を終えて」を読んだ 葬儀を終えて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) 作者:アガサ・クリスティー 早川書房 Amazon リチャードは殺されたんじゃなかったの――アバネシー家の当主リチャードの葬儀が終わり、その遺言公開の席上、末の…

ホラークリエイターやがみの衝撃小説「僕の殺人計画」

ホラークリエーターやがみの「僕の殺人計画」を読んだ。 僕の殺人計画 作者:やがみ KADOKAWA Amazon YouTubeで2億回再生超!気鋭のホラークリエイター初著書!YouTubeチャンネル登録者数70万人超(2023年10月現在)&総再生回数2億超。書籍化希望の声殺到…

「猫と庄造と二人のおんな」猫へのジェラシーなんて無駄

谷崎潤一郎の「猫と庄造と二人のおんな」を読んだ。 猫と庄造と二人のおんな (新潮文庫) 作者:潤一郎, 谷崎 新潮社 Amazon あの、HENTAI谷崎にしてはそこまでではないがタイトルからわかる通り、ただでさえ三角関係なところに猫のリリイちゃんが入って、歪な…

「ラインマーカーズ」大事な事が多すぎて

穂村弘の「ラインマーカーズを」読んだ。 ラインマーカーズ ~The Best of Homura Hiroshi~ (小学館文庫) 作者:穂村弘 小学館 Amazon 人気歌人・穂村弘 唯一の自選ベスト版歌集 1990年に歌集『シンジケート』でデビューして以来、短歌、エッセイ、評論、絵…

「ことば、身体、学び 「できるようになる」とはどういうことか」

為末大と今井むつみの「ことば、身体、学び 「できるようになる」とはどういうことか」を読んだ。 ことば、身体、学び 「できるようになる」とはどういうことか (扶桑社BOOKS新書) 作者:為末 大,今井 むつみ 扶桑社 Amazon 元オリンピアンで著作も多く…

「汚れた手をそこで拭かない」手を汚す、から来タイトル?

芦沢央の「汚れた手をそこで拭かない」を読んだ。 汚れた手をそこで拭かない (文春文庫) 作者:芦沢 央 文藝春秋 Amazon もうやめて……ミステリはここまで進化した! 第164回直木賞候補作。 ひたひたと忍び寄る恐怖。ぬるりと変容する日常。 話題沸騰の「最恐…

食べることは生きること「それでも食べて生きてゆく 東京の台所」

大平一枝のエッセイ本「それでも食べて生きてゆく」を読んだ。 それでも食べて生きてゆく 東京の台所 作者:大平 一枝 毎日新聞出版 Amazon この本は、台所を通して人々の喪失と再生を描いている。 例えば、すい臓がんの母を告知せずに看取った娘、女性同士の…

本屋パトロール、香椎浜イオン未来書店

久しぶりの本屋パトロールです。 ちょっと前に大幅リニューアルした未来屋書店。 売り場面積は変わらず、中古携帯販売などと同居となり本好きにとってはちょっと残念な改装。 広く見えるけど、文具やおもちゃ雑貨などが占める面積も多い。 やっぱり本だけじ…

黒い海実話系ノンフィクション

いや、ノンフィクションが実話系なのは当たり前やないか〜い! 伊澤理江の黒い海船は突然深海へ消えた、を読んだ。 黒い海 船は突然、深海へ消えた 作者:伊澤理江 講談社 Amazon ノンフィクションはあまり読まないが、この本は表紙を見た時から面白そうな匂…

「成瀬は天下を取りに行く」愉快で爽快な本屋大賞本

本屋大賞をとった「成瀬は天下を取りにいく」を読んだ。 成瀬は天下を取りにいく 「成瀬」シリーズ 作者:宮島未奈 新潮社 Amazon 「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」。各界から絶賛の声続々、いまだかつてない青春小説!2020年、中2の夏休みの…

ユーザーファースト  穐田誉輝とくふうカンパニー  食べログ、クックパッドを育てた男

えらく長いタイトルの本を読んだ。 ユーザーファースト 穐田誉輝とくふうカンパニー 食べログ、クックパッドを育てた男 作者:野地秩嘉 プレジデント社 Amazon 「ユーザーファースト 穐田誉輝とくふうカンパニー 食べログ、クックパッドを育てた男」 残念なこ…

「ばにらさま」ただ幸せに生きたいだけの女性たち

山本文緒の「ばにらさま」を読んだ。 ばにらさま (文春文庫) 作者:山本 文緒 文藝春秋 Amazon 彼女の本を読むのは3冊目。「恋愛中毒」と「プラナリア」は読んだ後、結構ぐっさりとメンタルに効いたので、今回もかなり及び腰で挑んだ。 ichi-z.com 本人目線だ…

未来のない仕事をする人たち

また扇情的なタイトルをつけたものね。 堀江貴文のチャットGPTvs未来のない仕事を する人ち読んだ。 ChatGPT vs. 未来のない仕事をする人たち 作者:堀江 貴文 Amazon 私の理解したこの本の概要 AIにおきかえ可能な仕事、例えば弁護士や銀行員どホワイトカラ…

「NHK短歌」短歌と芸人のマリアージュを見たわ

穂村弘と鈴木ジェロニモの対談を読んだ NHK 短歌 2024年 5月号 [雑誌] (NHKテキスト) NHK出版 Amazon あの人と短歌 穂村弘 ゲスト 鈴木ジェロニモ 説明動画の世界 最近娘に勧められた「鈴木ジェロニモの説明動画」が面白かったのだ。 水道水の味を説…

要するに、人乗りツッコミってこと、脳内トークで全てがうまくいく?

西隆之の「世界一やさしい自分を変える方法」強いメンタルも努力もいらないを読んだ。 世界一やさしい自分を変える方法 作者:西 剛志 アスコム Amazon 脳内トークでやりたいこと全てがうまくいくぞと。脳内トークとは、日々脳内で繰り返される日々脳内でわき…

「バカと無知~人間、この不都合な生きもの~」褒めて育てても意味なかったん??

橘玲の「バカと無知~人間、この不都合な生きもの~」を読んだ。 バカと無知―人間、この不都合な生きもの―(新潮新書) 言ってはいけない 作者:橘玲 新潮社 Amazon 正義のウラに潜む快感、善意の名を借りた他人へのマウンティング、差別、偏見、記憶……人間と…

「天才による凡人のための短歌教室」ヤバい言葉遊び

強気なタイトル、木下達也の「天才による凡人のための短歌教室」を読んだ。 天才による凡人のための短歌教室 作者:木下 龍也 ナナロク社 Amazon あらゆる創作をする人たちに刺さる良書だと思う。 短歌の良し悪しどこで決まるのか全くピンと来てなかったわ・…

兄貴探しの物語

夏木志朋の二木先生を読んだ。 本屋でポスターを見かけて、読みたいなと思っていたらAudible(オーディブル)で聴けるようになっていた。 二木先生 (ポプラ文庫) 作者:夏木志朋 ポプラ社 Amazon あらすじ どうしたら普通に見えるんだろう。どうしたら普通に…

続ける思考―やりたいことをやり遂げるたった一つの冴えたやり方。

井上新八の『「やりたいこと」も「やるべきこと」も全部できる!続ける思考』を読んだ。 「やりたいこと」も「やるべきこと」も全部できる! 続ける思考 作者:井上新八 ディスカヴァー・トゥエンティワン Amazon 続けるために大事なことなこと。 それは当た…

3000円で極楽キンドル環境爆誕!

かれこれ2ヶ月以上更新をサボりまくっていたのだが、この感動をお伝えしたく久々にブログを書く。 いえね、骨折してたんですよ。しかも右手首を。私の仕事なんて、あーた、知らんがなとお思いでしょうが手しか使わないんですよ。 その唯一無二の仕事道具の右…

「もうレシピ本はいらない~人生を救う最強の食卓」食べていくってカンタンだ!

稲垣えみ子の「もうレシピ本はいらない~人生を救う最強の食卓」を読んだ。 もうレシピ本はいらない 人生を救う最強の食卓 作者:稲垣えみ子 マガジンハウス Amazon この本は新聞社でバリバリに働いていた稲垣さんが、早期リタイヤを考えて、本当に「お金の心…

「影踏亭の怪談」ホラーとミステリどっちも堪能

表紙の絵が意味がわかると怖いやつなので、あえてかわいい漫画風にしてみたよ。田んぼの泥がついた幽霊。 影踏亭の怪談 作者:大島 清昭 東京創元社 Amazon はじめましての作者、大島 清昭の「影踏亭の怪談」を読んだ。タイトルをみて「うわ‐これは私好み」と…

6人のいい声で聞く「木挽町の仇討ち」

木挽町の仇討ちのイメージでDALI姉さんに書いてもらった。8回出力して一番マトモなやつ。 直木賞受賞作、永井紗耶子の「木挽町の仇討ち」を読んだ。江戸の木挽町にある芝居小屋を中心に展開される、仇討ちを巡る複数の人物の物語。物語は、以前会った仇討ち…

アガサ・クリスティーの傑作「五匹の子豚」16年前の殺人事件の真相

はじめに アガサ・クリスティーの「五匹の子豚」「カーテン」を読んだ。 特に、「カーテン」は名探偵ポアロ最後の事件で、最後ポアロ死んじゃうの~ 今まで、古典舐めてたけど、どちらもとてもおもしろかった。 「五匹の子豚」 「五匹の子豚」は、16年前の…

暇を持て余した神々の優雅な遊び~2024年ブログはじめ~

あけましておめでとうございます。2023年読んだ本で面白かったものを記事にしようしようと思っていたが、年末はまるで嵐のようにときが過ぎ去るのが早く叶わなかった。仕事や家事で人生の100%が埋まっているわけではないのに、どうしてブログに時間が振り分…