櫻庭 露樹 の「全捨離したら人生すべてが好転する話」を読んだ。
おそらく同年代の作者による「オヤジギャク」がちょいちょい鼻につくが、笑ってしまう私。
いわゆるスピリチュアル系の話だが、眼尻を上げて突き進む感じじゃないくてだんだんこの人のユーモアのセンスがわかってくるので気軽に読める。
面白かったのは断捨離を伏せ字にしているところ(私は書くけど)ひょっとして断捨離は商標登録しているのか?なんか商売敵的なやつなのかしらん。
作者が解くのは、断捨離をもう少し推し進めた「全捨離」
捨てるか残すかちらとでも迷ったら捨てるべきと主張する。
捨てて空いたスペースに運は舞い込むと。
印象的だったのは、元カレの写真が消せなかった女の子が、スマホから写真を消した、まさにその直後に気になっている人からデートの申し込みのLINEが来たというエピソード。
ちょっとは盛っているだろうが夢がある。
私も、いい加減に片付けなければならないものがたくさんある。
昨日なんて、絶対あるはずのペットシーツが玄関脇のウオークインクローゼットの魔窟に消え、果敢にも母息子で切り込むも、残念ながらウオークインすらできず、それどころか最初はかろうじて閉まっていたドアが閉まらなくなってしまった。
家にいる大人が私一人なので、責任をなすりつける相手もおらず、もう寝る!とふて寝をしてしまったのである。
だがこの本によれば、今まで居心地が良かった家を片付けられては困るとばかりにその家に救う貧乏神が片付けを邪魔するのだそうである。
あーね。
貧乏とはいえ神の住まう場所であったか。仕方がないのでペットシーツは早急に購入する事にしよう。
ちょっと、やる気に火がついてあっさり消えてしまったが、素直に信じて全部捨てたらさぞやスッキリするだろう。
■この方法を実践すれば、想定外の世界が待っている
家の中がモノであふれている、モノがいっぱいで汚い……。
なぜ片づけられないのか? なぜモノが減らないのか?
それは、片づけても少しすれば元に戻ってしまうし、もったいないと思って捨てられないからです。■本書は「使わないモノをすべて捨てる」「家の中のモノを8割捨てる」という、とんでもないメソッドです。
しかし、この方法を実践すれば、運気がアップし、想定外の世界がやってきます。
宇宙の法則「78対22の法則」というものがありますが、
この法則どおり、8割のモノを手放せば運がよくなるのです。この全捨離メソッドのルールは3つしかありません。
・使わないモノをすべて捨てる(8割捨てる)
・床面積を広げる
・床を磨く
この3つを実践するだけで、あなたも幸運体質になり、人生が好転していきます。■著者は、いまや登録者数10万人以上の開運ユーチューバーとして、
運がよくなる方法をみずから人体実験して16年間研究してきたスピリチュアル研究家。
30代でツイていない人生を歩んでいたところ、故・小林正観さんと出会い、
師に言われたことを愚直に実践し運が開けていきました。
その後、別の師から全捨離の3つのルールを教えられ実践したところ、
さらに運気が上昇。この方法を発信すると、人生が変わったという人が続出しました。モノを手放さないかぎり、新しいものを得ることはできません。
運をよくしたい人、これまでと違った景色を見たい人は必見です。■「全捨離」っていったい何? どんな効果がある?
全捨離を簡単に言うと、玄関、リビングなど、使わないモノ、
余分なストックを8割捨ててから片づけていく方法です。
もし全捨離をしたら、ふつうの家ならゴミ袋100袋分のモノが出ます。
ですから、第一歩はゴミ袋を買うこと。そこから一気にモノを捨てていきます。
モノを捨ててから片づけるとモノがなくなりスッキリします。全捨離には、「即効性」という効果があります。
全捨離を実践した人には、宇宙の法則から神様があなたをつまみ上げてくれるのです。・注文がゼロだったのに、全捨離を始めた瞬間に注文がきて繁盛店になったネット専門のパン屋さん
・2トントラック18台分。倉庫・事務所から蔵の中まで全捨離して売り上げが急増した村上鮭の老舗
・転売業の若者の汚部屋を全捨離。実践したら完全に売り上げがゼロに!? その後に起こった奇跡とは。最後の売り上げゼロになって起こった奇跡は、ぜひ本書をお読みください。
とにかく、全捨離をした人たちは「想定外の世界」を経験しています。
あなたも日常のほとんどを過ごす家を、全捨離をしてパワースポットにしてください。■目次
はじめに
・第1章 全捨離したらいったいどうなるの?
・第2章 全捨離とは何か? その秘密に迫る
・第3章 「全捨離実践法」――まずはここから始めよう!
・第4章 「全捨離実践法」――玄関・リビング・寝室・押し入れ・洗面所ほか
・第5章 【ギリギリ対談】 全捨離、言わせてもらいます!
おわりに
次に読みたい本
私なんてまだまだだわ。ていうか、まだまだ行ける気がしてきた!