iCHi's diary~本は読みたし、はかどらず~

主に忘れっぽい私の読書録。最近はもっぱらAudibleで聞く読書

「不等辺五角形」タイトルがすばらしい

貫井 徳郎 の「不等辺五角形」を読んだ。

 

避暑地の別荘に集まった幼馴染み5人のうち、ひとりが死体となって発見され、ひとりが警察に連行された。

 

夏の別荘で誰か一人が・・・と聞くと誰が犯人かわからないフーダニットもの可と思いきや、最初から犯人は「殺しちゃった」と告白している。この物語はなぜ殺しちゃったのかを探る「ホワイダニット」だ。

 

事前に「何度も読み返す必要がある」というレビューを読んでいたので、かなり注意深く耳を傾けながら聴いた(今回はAudibleで)。だが、それでも見事にやられた。きっとどこかにヒントがあったのだろうけれど、最後に見せられた風景はまったく想定外。確かにこれは“どんでん返し”だ。

 

いやーこれは説明しにくい!ネタバレになっちゃう。

 

貫井徳郎の「不等辺五角形」、タイトルの持つ不安定さが全編にわたって絶妙な緊張感を与えてくる作品だった。注意深く読んでもなお見落とす構造、その緻密さにうなった。

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不等辺五角形

五人に何があったのか
事件はなぜ起きたのか
関係者の証言から展開される、息を呑む心理劇
『慟哭』『愚行録』の著者、新たなる到達点


避暑地の別荘で、事件は起こった。三十歳を間近に控え、久しぶりに顔を揃えた五人の男女。インターナショナルスクールで出会って以来二十年以上の付き合いになる重成、聡也、梨愛、夏澄、雛乃は、海外赴任が決まった重成の送別も兼ねて、葉山にある聡也の別荘で旧交を温めていた。ところが深夜、雛乃が頭から血を流した状態で死体となって発見される。続けて梨愛が「私が殺したの」と告げ、警察に連行されてしまう。五人の関係は、一夜にしてひとりが被害者に、ひとりが被疑者になる悲劇へ転じた。幼馴染みの面会も拒否し、殺害の動機を語ろうとしない被疑者。弁護士は、残された関係者三人の証言をあつめる。しかし、同じ出来事を語っていても、当事者たちの思惑は三者三様に異なり、証言を重ねるごとに人物像と関係性はめまぐるしく変貌していく。果たして五人の間には何があったのか。あの夜、なぜ事件は起きたのか。関係者の証言から展開される、息を呑む心理劇の結末は――。

次に読みたい本

学生の時この人のこの話を読んで、まさしく慟哭の意味が分かる。衝撃を受けた。

忘れられない一冊。

慟哭 (創元推理文庫)