青空文庫
佐藤大のコミック「脳Rギュル」を読んだ。(ノアール)と読むらしい。 先日古本屋で出会ったこの漫画。いつもならあまり手を出さない系のコミックだが原作夢野久作、を見て購入。 古典作品のコミカライズって大好きなんよ。 どうやら、夢野久作の「人間レコ…
万城目学の「悟浄出立」を読んだ。 期待していたぶっ飛びファンタジーかと思いきや、中国古典を題材にした4つの短編集。そのどれも、今まで脇役だったものを中心に据えた物語。 意外、でも読みやすかった。 目次 悟净出立趙雲西航虞姫寂静法家孤憤父司馬遷 …
織田作之助の「夫婦善哉(めおとぜんざい)」を読んだ。 織田作之助、名前だけは知っていた(文ストで)が初めて読んだ。そして、本当にお恥ずかしいことに「ふうふぜんざい」と読んでいた。 途中、このタイトルの意味はなんだろうねぇ、善哉って私達が食べ…
芥川竜之介の「河童」を読んだ。 先日の芥川竜之介の命日「河童忌」に書いた自分のブログを読み返しながら、「このながれで、なんで河童じゃない?」と自分で突っ込みたくなったたのだ。 ichi-z.com 河童 他二篇 (岩波文庫) 作者:芥川 竜之介 岩波書店 Amazo…
今日は芥川竜之介の命日、河童忌らしいので「藪の中」を読んだ。 douwakan.co.jp 名作だからか、それこそいろんな出版社からいろいろな形で出版されている。 青空文庫からもでているし、角川から出版された文豪ストレイドッグスのアニメカバー版もある。 で…
林芙美子の「或る女」を読んだ。 或る女 オリオンブックス Amazon 或る女、で検索するともう一つ有名な或る女があるらしく、その他にも謎にセクシーな写真集がたくさんでてきた。 なんかノスタルジーエロみたいないちジャンルがあるんですかね。それとも有島…
谷崎潤一郎の「猫と庄造と二人のおんな」を読んだ。 猫と庄造と二人のおんな (新潮文庫) 作者:潤一郎, 谷崎 新潮社 Amazon あの、HENTAI谷崎にしてはそこまでではないがタイトルからわかる通り、ただでさえ三角関係なところに猫のリリイちゃんが入って、歪な…
年末になにげに楽しみにしている、バーナード嬢の新刊が出た。 今回はオドロキオドラデク号だ。 だ、と言われても、という感じだろうが。 カフカの短編小説に「オドラデク」と言うちょっとよくわからない物が出てくるんだそうだ。 www.aozora.gr.jp 青空文庫…
ブログをあまりに放置していたら、ログアウトしていてちょっとビビった。 読んだ本を記録するつもりで始めたのに誰に謝る必要もないが、あえて言うなら2ヶ月前くらいの私ごめん。大分放置してしまった。 その間、もちろんできる範囲でゴリゴリ読んでいたのだ…
坂口安吾の「白痴」を読んだ。 体験した者にしか書けないであろうリアル空襲の描写にガクブルだった・・・ 主人公伊沢は映画の演出家で「表現者である俺」を自負しているのだが、一方で月給の心配をしている。 そんな自分がイヤで仕方がない。いっそ、戦争が…
坂口安吾の「桜の森の満開の下」を読んだ。 桜の森の満開の下 作者:坂口 安吾 発売日: 2012/09/14 メディア: Kindle版 昭和初期に活躍した「無頼派」の代表的作家である坂口安吾の小説。初出は「肉体」[1947(昭和22)年]。通る人々が皆「気が変になる」鈴…
谷崎潤一郎の青空文庫を立て続けに読了。 それにしても、谷崎潤一郎のタイトルを検索するとまあまあきわどいビデオとかヒットするのでじわっとくる。 卍 卍 作者:谷崎 潤一郎 発売日: 2017/09/28 メディア: Kindle版 何年前だろうか、マジ卍という言葉が流行…
今まで文豪のくくりで名前は存じ上げていたが、ほとんど読んだことなかった谷崎潤一郎。 いやね、最近金田一耕助読了しちゃって読むものなくてノマドなんですわ。 いろいろ手を出してみてるんですが、情熱を見いだせるものがまだ見つかっていない。 こんな時…
あっという間に寒くなって、師走。いよいよステイホームもう一度の雰囲気になってきた感もある。 こんな時は本を読もうぜ! お財布が軽かったり、なんかピンとくる本が見るからないときは青空文庫があるじゃないか! しかし、何せ膨大な青空文庫の本を前にど…
黒岩涙香の「無惨」を読んだ。 無惨 作者:黒岩 涙香 発売日: 2012/10/02 メディア: Kindle版 世界で初めて書かれた推理小説「モルグ街の殺人」は知っていたけれど、日本初の推理小説は知らなかった。 それがこの黒岩涙香(るいこう)の「無惨」(今はやりの…