背筋による短編「口に関するアンケート」を読んだ。
「口に関するアンケート」?
アンケートがなぜこれほどまでに“怖い”のか?
それは、人間の根源的な不安を逆撫でする要素が巧妙に仕込まれているからだ。
この作品が「背筋がゾッとする」と話題になる理由、その不気味さの正体を考察する。
背筋という作家と、その作風について
今流行りのモキュメンタリーの開拓者、背筋さん。(さんをつけないと人名とわからないのでな)
ペンネームは「背筋が凍る」からきているのか?
この間テレビでお見かけしたときは至って普通の男性だった。
極薄の本に仕込まれた“仕掛け絵本”的構造
この本、「あまりに薄くて小さい」ので、どうやら話題になっていたらしい。
私も本屋で見かけて、フリー冊子かと思わず持ち帰りそうになったわ。
本作はミステリーではないが、読者の背筋を凍らせる“ある仕掛け”がある。
びっくりしたい方は、あまり検索などせず、ぜひ事前情報なしで挑んでほしい。
ラストで明かされる、“怪談の本当の意味”とは
私はというと、読後感がもやもやしすぎて、思わず「考察」している人がいないか検索してしまった。(いっぱいいた)
皆さんの初見のドッキリを奪いたくないので回りくどく書くが、
本作は「創作怪談」+「それを聞いた人へのアンケート」から構成されている。
最後のアンケートまでたどり着くと、いままで聞いていた怪談の「本当の意味」が示される。
泡立つ背筋!! “だから、口に関するアンケートなのか!”と膝を打つ読者も多いはず。
読後、もう一度読み返したくなる仕掛け
アンケートまでたどり着いたら、思わずもう一度読み返したくなること必至である。
すごく斬新な、大人向けの“しかけ絵本”的構造だ。
読後にメモを取りたくなる、登場人物の謎
以下、私が読みながらついついメモった登場人物たちだ。
普段メモなどほとんど取らないのだが、この本はちょっと紙と鉛筆があるといいかもしれない。
読み終わると、考察したくなるもやもや感が残るから。
-
翔太:一番先に行った子、元彼
-
健と颯斗:オカルト研究会の子
-
竜也:二番目に行った子。「アンは俺の彼女です」
-
美鈴:勘のいい子
-
杏:モテモテ
-
蝉:重要なキーワードとして登場
読後に残る音の記憶:「蝉」がもたらす不気味さ
ちなみに、蝉がキーワード的に出てくるのだが、今が冬で本当に良かった。
蝉の鳴き声を聞きながらこの本を読んだら、背筋が凍るどころか寝付きが悪くなるかもしれない。
次に読みたい本
やっぱりこれかなー



