背筋の「口に関するアンケート」を読んだ。
今流行りのモキュメンタリーの開拓者、背筋さん。(さんをつけないと人名とわからないのでな)
ペンネームは背筋が凍るからきているのか?この間テレビでお見かけしたときは至って普通の男性だった。
さて、この本「あまりに薄くて小さい」のでどうやら話題になっていたらしい。
私も本屋でみかけてフリー冊子かと思わず持ち帰りそうになったわ。
で、この本はミステリーではないもののある仕掛けがあるのでびっくりしたい方は、あまり検索などしないで挑んだほうがいい。
私はというと読後感がもやもやしすぎて、思わず「考察」している人がいないか検索してしまった。(いっぱいいた)
皆さんの初見のドッキリを奪いたくないのですごく持って回るのだが、創作怪談とそれを聞いた人へのアンケート、という構成になっている。
最後のアンケートまでたどり着くと、いままで聞いていた怪談の「本当の意味」が示される。
だから、口に関するアンケートなのか!
アンケートまでたどり着いたら思わずもう一度読み返したくなること必至である。
すごく斬新な大人のしかけ絵本的な?
以下、私が読みながらついついメモった登場人物達だ。
普段メモなどほとんど取らないのだが、この本はちょっと紙と鉛筆があるといいかもしれない。
読み終わると、考察しちゃいたくなるもやもや感が残るから。
翔太、一番先に行った子、元彼
健と颯斗 オカルト研究会の子
竜也、二番目に行った子。アンは俺の彼女です。
美鈴、勘のいい子
杏、モテモテ
蝉
ちなみに、蝉がキーワード的に出てくるのだが、今が冬で本当に良かった。
蝉の鳴き声を聞きながらこの本を読んだら、結構嫌な気持ちになるに違いない。
次に読みたい本
やっぱりこれかなー