iCHi's diary~本は読みたし、はかどらず~

主に読書録。読み終えた本がこのまま砂のように忘却の彼方に忘れ去られるのが申し訳ないので、書き留める。要は忘れっぽい読者の読書日記。

2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

六飲み屋?の姫君「六の宮の姫君」北村薫

お里が知れる変換をしやがった私のパソコン。 円紫さんと私シリーズ第2弾です。三年生になりゼミも決まり卒論に向けてワープロ(時代を感じます)を買うためにアルバイトを始めた「私」。 本の虫だけどとってもまっすぐに育った彼女は、みなに愛され良縁にも…

マンガで読む日本の古典「雨月物語」木原敏江

木原敏江さんといえば、少女漫画少女漫画した絵柄を欠かせたらピカイチの方ですが、中学時代に「アンジェリク」を人から借りて読み、かなりガツーんと衝撃を受けたのを思い出します。(それまでは、何?この絵くらいに思ってた) 涙が滝のように流れる大河ロ…

マンガが読みたい

読書の秋。と本屋に掲げられてからすでに2ヶ月以上たっているかもしれませんが、この季節はとくに「マンガが読みたい!!」 リスで言えばちょうど冬に備えドングリをため込みたくなるこの季節。私は脂肪とこたつで読みふける本を渇望し始めるわけです。 最…

マンガに本の古典で読む「とはずがたり」「和泉式部日記」 いがらしゆみこ

マンガ日本の古典が近くの図書館にてそろえられたので、今回はいがらしゆみこさんの「とはずがたり」「和泉式部日記」をチョイス。 いがらしゆみこさんと言えば我々の年代の乙女DNAの核を形成している「キャンディキャンディ」の作者。う~ん、私がちょうど…

まさに激!「人生激場」

しをんさんが週刊新潮に書いていたエッセイ(知らんかった)。 それなりに読者を考慮した「仁丹」ネタから始まり、坂道を転がり落ちるかのように乙女(死語?)の身持ちの堅い(何もない)日常をぶちまけております。その様子はまさに激!ワイドショー、昼メ…

若旦那旅に出る「うそうそ」

待望の「しゃばけ」シリーズ。(←娑婆気とでて、ちとびびる)なにがそんなに私を含めとくに時代物好き以外もとりこにしてはなさなのか。ちょっと考えてみよう。 内容は、たいへんな病弱でいつも器用に寝込んでばかりいる若旦那。江戸の大店の一粒種で、周り…

手作り好きは実はワイルドだった?「ワイルドハンズ」

内田春菊さんの「私達は繁殖している」はナイフのような鋭さがあるので、たまに読んでいてつらくなるところがある。と思っているのですが、ずっと追いかけているのは彼女の育児ネタも好きだけど、手芸ネタが結構好きだったから。 その春菊さんが手芸の部分だ…

ピンクの肉まん?「どんどこももんちゃん」

とよたかずひこさんのももんちゃんシリーズはふんわりしたやさしい絵シンプルだけれど、温かみのある画風。 この「どんどこももんちゃん」は、ピンクの肉まんのようなももんちゃんシリーズの中で一番最初に手に入れたもです。最初は1号が、今は2号が楽しんで…

美しい!「チリとチリリ_うみのおはなし」

どいかや(←名前よ)さんのこの本は、オイルパステル?で描かれた海の中の世界。美しい! 内容はチリとチリリの双子の姉妹がチリチリリと自転車で海の中に。サンゴの迷路や海のレストラン南の海のダンスショーと海の中観光フルコース最後は二人にぴったりの…

私にもコーチが欲しい「もしもうさぎにコーチがいたら」

コーチングとはどんなものかを親しみやすく解説した文庫。 4つのステップにわかれ、「視点を変える53の方法」が紹介されています。うさぎとコーチのマンガもかわいくてユーモラス。 実は以前職場の研修でコーチングを一度だけ受けたことがあり、そのときホ…

マンガ日本の古典で読む「東海道中膝栗毛」土田よしこ

近くの図書館に全巻揃えられていた!うれぢい~ 迷った末、以前から評判を聞いていたこれを選ぶ。 土田さんといえば、言わずとしれた「つる姫じゃ~!」の人ですが、この本でもギャグマンガ3頭身のやじさんきたさんのお伊勢まいりに到着するまでの珍道中が…

こどもを本好きに育てる?「おひさま」

幼児向け雑誌にはたくさん言いたいことがある。 なぜかってそりゃ、厚紙でできたふろくをちまちま組み立てて、出来ないーと泣かれ壊され、知らなくていいキャラクターを刷り込まれ、見なくていいおもちゃの広告を見せられ、内容も読物というよりおもちゃ。折…

今更何をいわんや「アクロイド殺人事件」アガサクリスティ

お恥ずかしいことに、未読だったんです。先日古本屋を除いていたら、乱歩が選ぶ黄金時代ミステリー10!という文庫がありました。ちなみに既読は僧正殺人事件のみ。 実は高校生から大学生にかけて、何回かクリスティーを読んで以来海外ミステリと言うものにず…

限りなくエロくそこはかとなくユーモラス「溺レる」

「センセイの鞄」が意外とツボにはまったため、作者の本に再挑戦。 はて、内容は恋愛小説ではなく官能小説の部類か?あまり過激な描写はないけれど、前回読了がアガサクリスティのアクロイド殺人事件だった私の身には、いきなり刺激が強すぎたわ。 この人の…

これぞファースト絵本「きゅっきゅっきゅっ」  林明子

林明子さんの赤ちゃん絵本。 うちの1号は「おつきさまこんばんわ」と「おててがでたよ」が大好きでしたが、2号はこれがお気に入りみたい。 初めて絵本に(絵本として)興味を示しだしたのがこの本でした。ちなみにそれ以前は紙類全般として口にする(食すの…

iPodでココログのポッドキャストを聞きたいの~(姫様風)

先日からの懸案事項。アップルのストア以外のポッドキャストを聞きたい!。を解決しようと、まずは、ココログにてポッドキャストを探しました。 おお、落語のビデオ配信があるじゃないですか。ニフ亭?ああ、以前どこかのサイトで紹介されているのを呼んだ記…

めずらしい古本屋を発見した

現在読書中の本は、アガサクリスティーの「アクロイド殺人事件」。なにを今更?的な本ですよね。 この本は家の近所の古本屋にて手に入れたのですが、その古本屋が・・・・すごいんです。なんと言うか、本だけではなく、リサイクルショップとして看板を出して…

iPodで家にあるCDを聞くだけじゃなく利用した~い!!ポッドキャスト。

iTunesで音楽(わたしは落語だけど)を購入するのには成功しました。しかし、あまりに簡単にお金が飛んでいくことに気づき、とりあえず封印(だって主婦なんですもの)。しばらく家にあるCDを取り込むことに専念しておりました。そろそろ新しいステップを踏…

みどりのペンでお手紙「ラチとらいおん」

ヴィレッジバンガードなんかでは雑貨も売られているほど有名なこの絵本。やっぱり子供が育ったらぜひ読もう。と心決めていた本でした。 ずいぶん以前に図書館で借りたときは見向きもしなかった1号でしたが、4歳になった今では十分楽しんでいるみたいでよかっ…