冒頭から圧倒される。「電話をかけたほうが先に切るな」「名刺を切らしていたら翌日に速達で送れ」など、今どき聞かない“昭和イズム”全開の仕事論が飛び出すのだ。まるで一昔前の武士道かと思うような熱量と厳格さには戸惑った。
本書は、伝説の編集者・見城徹の語った言葉を、サイバーエージェント社長・藤田晋が拾い上げ、現代のビジネスマンに伝わる形でまとめたもの。つまり、見城徹の“熱すぎる精神論”を現代語訳したような一冊である。
もちろん、今の時代にそのまま真似するのは難しい。寝ないで仕事をするのが美徳だった時代の人だ。睡眠はパフォーマンス向上の鍵、という現代の常識とは真逆をいく。
とはいえ、見城の言葉は決して古臭い説教ではない。その一つ一つに、覚悟と誠意が詰まっているのだ。
特に印象的だったのは、角川書店から独立し幻冬舎を立ち上げる際、6人の作家に本を書いてもらうために、見城が便箋7枚分の手紙を寝る間も惜しんで書いたというエピソード。そんなの、もはや情熱というか命削ってる。
タイトルの「憂鬱でなければ、仕事じゃない 」は沢山のビジネスマンを励ましの言葉として話題になった一言。
神レベルのビジネスマン見城徹ですら、仕事は憂鬱なんだなと。
そして、憂鬱な仕事、オレも頑張ろうってなった(んじゃないかなと思うんだよね、しらんけど)。
ほら、仕事を楽しめとか、好きになれ、得意を仕事に…みたいな感じあるじゃない?
でも仕事なんて、憂鬱でなんぼ。憂鬱な仕事が自分を成長させると聞いて逆に元気出た。
逃げ出したくなるようなタスクに向き合うとき(ばっかりだけど)、成長ってのは、そういうしんどさの中にしかない。
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小さなことにくよくよしないで、大きな仕事ができるわけがない。「極端」こそわが命。憂鬱なことが三つ以上ないと不安になる見城徹と、たぎる情熱をクールなオブラートに包んで激しくスウイングする藤田晋―。ふたつの魂が交錯した瞬間、とてつもないビジネスマンの聖書が誕生した!何が大切で、何が無駄か?あなたの臓腑をえぐる35の言葉。
次に読みたい本
真っ向対決の本。確かに憂鬱より楽しいほうがいいわー
(ぎゃふん)

