みうら じゅんの「アウト老のすすめ 」を読んだ。
みうらじゅんは、老人になってもやっぱりみうらじゅんなんだなー
タイトル通り「アウトロー(アウト老)」だの「オイルショッカー(老いるショッカー)」だの、オヤジギャグと下ネタがひたすら連射される。
これがまあ面白いんだけど、「中学生男子のノリが一生続いている」感じには、正直ちょっと引く。けれど、変わらないようでいて停滞していない、そのバランスは見事だと思う。
本書は95本の短いエッセイを集めたもので、テンポよく読める。しかし、まとめて読むと下ネタでお腹いっぱいになってしまうので、やはり連載で少しずつ味わうほうが向いている気がする。
断捨離やミニマリストがもてはやされる現代において、欲しいものは欲しい、面白いと思ったら集める、と本能の赴くまま突き進む姿勢は、まさに「アウトロー」そのものだ。
今回もAudibleで聴いたが、本屋で紙の本を手に取ってみると、ページのあちこちにイラストがぎっしり。Audible版にもPDFで一部収録されているが、やはりフルで見られる紙の本にはかなわない。
文章の妙とイラストの相乗効果があってこそ、みうらじゅんの魅力は全開になる。もしかすると、今回私が「いまいちかな?」と思ったのは、その半分しか味わえていなかったからかもしれない。
「大人げないまま新型高齢者になったみうらじゅんの日常や妄想を楽しめる一冊。
アウト老(ロー)とは、はみ出し老人のことなり。
大人げないまま新型高齢者となったみうらじゅんの珍妙な日常や妄想、愛のメモリーがてんこ盛り! 息苦しい社会に風穴を開ける珠玉のエッセイ集。おさるのジョージがどんな騒動を起こしても怒らない“黄色い帽子のおじさん”を見習おうとする「ありがたき無怒菩薩」、二十歳になったレッサーパンダの風太くんに約20年ぶりに会いにいく「真夏の再訪」、トム・クルーズと彼の母との会話を妄想する「オカンとトムと、時々、バイク」、浪人生だった1978年にボブ・ディランの来日コンサートのチケットをプレゼントしてくれた彼女との思い出「君が僕にくれたもの」、突然届いた”叶美香と申します“というメールにドギマギする「ファビュラスなメール」、毎晩いっしょに寝ている鹿の抱き枕の気持ちになって綴った「夜な夜な抱かれています」ほか、笑えてたまにキュンとくる95本のエッセイを収録。
著者の「アウト老」な生き方や思考を参考にすれば、人生が面白くなること間違いなし!
「週刊文春」人気連載を書籍化。
次に読みたい本
今なら読める気がする(若い頃読みきれなかったんだよね)

