藤野 智哉の「人間関係に「線を引く」レッスン 人生がラクになる「バウンダリー」の考え方」を読んだ。
「バウンダリー」という言葉を聞いたとき、正直最初はアーティスト名か新しいお笑いコンビかと思った。(Vaundyと混同)
本書で語られる「バウンダリー」は、自分と他人との間に引く“心の境界線”のこと。つまり、他人に踏み込まれすぎず、自分を守るためのラインなのだ。
「人との間に線を引く」と聞くと、どこか冷たい響きがある。絆やつながりとは真逆のようで、ちょっとネガティブなイメージ。でもこの本を読んで、「線を引くこと=悪」ではないのだと気づかされた。
むしろ、線を引かずにすべてを許容してしまうと、健全な人間関係が形成できない。
たとえば、誰かに嫌われないように「自分さえ我慢すれば」と無理を続けていると、その関係はいつか崩れる。そんなとき、「ここまではOKだけど、ここから先は無理」と伝える勇気が必要だ。
本書が教えてくれるのは、その「無理」をちゃんと表明していいということ。「人間関係に『線を引く』レッスン」は、相手とのつながりを断ち切るための技術ではなく、心地よく保つための知恵なのだ。
読んでいて、アドラー心理学の「嫌われる勇気」を思い出した。自分の価値観や信念を持ち、たとえそれによって誰かに嫌われたとしても、それは「相手の課題」であって「自分の問題」ではない。
自分の言いたいことは伝えつつ、相手の事も尊重する、アサーションと言うらしい。
へーとおもって、著者の他の作品を検索してみたら作者顔出しの表紙があってびっくり。
なんかとても優しそうないい感じの方・・・素敵やん。
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自分の時間をとり戻す。
こんなことに悩んでいませんか?
・断るのが苦手
・忙しすぎて、いつも時間がない
・強い人につい押しきられてしまう
・相手に待たされることが多い
・期待に応えようと無理をしがちその悩み、人間関係に「線を引く」ができてないからかもしれません。
「線を引く」の「線」とは、「バウンダリー(自他境界線)」のことバウンダリーとは「自分と他者との間にある境界線」であり、
自分の「時間」や「感情」、「価値観」などの「自分の領域」と、
「他者の領域」を区別するための心理的な境界線のことです。このバウンダリーが適切に引けていないと、
・断りきれずに引き受けて自分の時間がなくなる
・人の分まで仕事を抱え込んでがんばってしまう
・自分の感情を押し込めてストレスをためてしまう
・まわりの価値観に沿った行動をとってしまう
・他人の言動に必要以上にイライラしたり、不安になったりするといったことになりがちです。
Xフォロワー数13万人&精神科医の藤野智哉先生が、
「バウンダリー」の考え方をもとに、
こうした悩みを解消するコツを紹介するのが本書です。藤野先生は幼少期の病が原因で心臓に障害が残り、
「時間は命」と実感。
さらに現在、医師の仕事に加え、執筆やSNSでの発信など
多くの活動と両立させることができているのは、
バウンダリーを意識して、
人間関係に「線を引く」ができているからといいます。「あなたの時間は有限です。
全部を自分のためにつかわなくても、
少なくとも誰のためにつかうのかは、
あなた自身が決めていいのです」(本書より)自分なりに線引きをして、自分の領域を守ることで、
・自分の時間をとり戻す
・大切な人を大切にする
・適度な距離感で人と接する
・他人にふりまわされない
・やりたいことをやるなどが可能になります。
人間関係に「線を引く」レッスンをして
人生がラクになるコツをつかんできませんか?
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【目次】
第1章 「線を引く」ってどういうこと?
第2章 線を引くにはまず「自分を知る」
第3章 関係性の中で線を引く
第4章 「相手の線」を尊重する
第5章 バウンダリーバスターにふりまわされない

