2022-01-01から1年間の記事一覧
ちょ~久しぶりにブログを更新する。 これは、あれですな。洗い忘れた弁当箱をずっと視界にいれつつも無視しているような感じ。 大変精神衛生上よろしくない。このブログはとにかく個人の読書録なので、更新しなくても誰一人困る人はいない、そう私以外は。 …
六人の嘘つきな大学生 (角川書店単行本) 作者:浅倉 秋成 KADOKAWA Amazon 久々、ミステリらしいミステリだったな。 とはいえ結局、最後はどちらともとれる微妙な着地。 筆者は採用面接によほど深い恨みがあるのだろうか、人事の採用担当なんて、クソだ!と言…
横溝正史の「雪割草」を読んだ。 雪割草 久しぶりに、横溝正史のミステリ以外の作品を読んだ。 雪割草、美しい花である。 超ざっくりとしたあらすじは、諏訪の湖で育った美しい娘、有為子が育ての父の死を機に実父を探すために上京し、騙されて危うく売られ…
本屋大賞にノミネートされていた小田雅久仁の「残月記」を読んだ。 残月記 作者:小田雅久仁 双葉社 Amazon 近未来の日本、悪名高き独裁政治下。世を震撼させている感染症「月昂」に冒された男の宿命と、その傍らでひっそりと生きる女との一途な愛を描ききっ…
宇佐美りんの「推し、燃ゆ」を読んだ。 第164回芥川賞を受賞、しかも21歳の女性ということでおおいに話題になったよね。 娘が早速購入しているのを横目に「読もうかな、読むのやめとこうかな」と謎のツンデレを噛ましていたが、先日ようやく読了した。 推し…
現在、毎日新聞に連載中の小説「続々横道世之介」。 もうすぐ40代の中堅カメラマンとして楽しく暮らす世之介がえがかれている。 今は、あけみちゃんという料理上手で芸者の血を引くなかなかチャーミングな女性と同棲中。ただし、全く色っぽくはない。 なぜな…
今年の本屋大賞を受賞した逢坂 冬馬 の「同士少女よ、敵を撃て」を読んだ。 同志少女よ、敵を撃て 作者:逢坂 冬馬 早川書房 Amazon 独ソ戦が激化する1942年、モスクワ近郊の農村に暮らす少女セラフィマの日常は、突如として奪われた。急襲したドイツ軍によっ…
たて続けるように2022年このミス(このミステリーがすごい)2位の「テスカトリポカ」を読んだ。 うーん、独特。というか、怖い。 絶対悪という言葉が思い浮かぶような話。 ミステリーに期待される謎解きとか、どんでん返しとかはない。ただひたすら答え…
年度末ですな。 福岡では咲き始めた桜が昨日の暴風でとびちりつつあります。 とりあえず今年度やってた役員の引き継ぎが終わったことだし、一粒万倍日で天赦日で寅の日なので今から財布を買いに行く。 あんまりげんを担ぐ方ではないけど、一年で一番財布を買…
本屋大賞第2位の「赤と青のエスキース」を読んだ。 いやー、やっぱり本屋大賞に選ばれる作品ははずれなしだなぁ。 あんまり、というかほぼ恋愛小説を読めないのだがこれは流石に「二度読み必至」とうたうだけあって、短編小説に見せかけてなにげに伏線が張り…
私にしては珍しく年内にこのミス1位の本を読んだ。 (いっつも今更な感じで読むし!まあ今一番好きな作家が鬼籍に入っている横溝正史なんだから、しょうがない。かえすがえすも、今?ってかんじである。) 黒牢城 (角川書店単行本) 作者:米澤 穂信 KADOKAWA…
悪口を言って愛される人が現れた。 堀元見の「教養(インテリ)悪口本」だ。 教養(インテリ)悪口本 作者:堀元 見 光文社 Amazon すぐ「海外では~」と言い出す人に使えるインテリ悪口「鹿鳴館精神を身につけてる」、憶えた言葉をすぐ使いたがる人用のイン…
今日からオーディブル 聴き放題になったよ! マジで?今まで月一コイン=一冊で、1500円だったのが、聴き放題で、お値段そのままですって〜〜!? 数週間前から予告が出てたけど、ほんとにー? と疑っていた私。 どうやら、聴き放題で聴いたコンテンツはレン…
年末になにげに楽しみにしている、バーナード嬢の新刊が出た。 今回はオドロキオドラデク号だ。 だ、と言われても、という感じだろうが。 カフカの短編小説に「オドラデク」と言うちょっとよくわからない物が出てくるんだそうだ。 www.aozora.gr.jp 青空文庫…
いよいよ正月も終わった。 今日が仕事始めだ・・・ パソコンを開けただけ良しとしよう。がんばれ私、がんばれみんな。 働かざるもの食うべからずだよ。いっぱい食べたでしょ、正月。 さて、今年の初読書は格調高く?夏目漱石の「夢十夜」を読んだ。 というの…