iCHi's diary~本は読みたし、はかどらず~

主に読書録。読み終えた本がこのまま砂のように忘却の彼方に忘れ去られるのが申し訳ないので、書き留める。要は忘れっぽい読者の読書日記。

2020-01-01から1年間の記事一覧

リアル本屋さんに行きたいぃ!

先週の中高生新聞の特集は、本屋さんについてだった。 最近、本屋パトロールできてないなー あーもうこのフラストレーションどうしたらいいの? と思っている人はたくさんいるらしい。 いくらAmazonがオススメスキルを上げていってもリアル書店での本との出…

私のカンは正しかった!「黒面の狐」

先日、kindleの大規模ポイント還元が行なわれているよ!とお知らせした際私が買った本の中の一冊。 三津田信三の「黒面の狐」を読んだ。 黒面の狐 (文春文庫) 作者:信三, 三津田 発売日: 2019/03/08 メディア: 文庫 戦後まもない混乱期。主人公の物理波矢多(…

なんか心が洗われた「腐女子のつづいさん」

まるごと 腐女子のつづ井さん (文春文庫) 作者:つづ井 発売日: 2020/05/08 メディア: 文庫 ボーイズラブを好む“腐女子”であるつづ井さんと、仲間たちの楽しい日常―電車内で見かけた隠れ腐女子に共感、腐女子流ライフハック、「恋人がいそうなクリスマス選手…

「インテリア」野間美由紀さんを悼む

高校生の時に友達が大好きで、よく押し貸しをされていた漫画家の野間美由紀さんが、5月にお亡くなりになっていたようだ。 59歳、まだまだな年齢だなあ。 代表作といえば「パズルゲーム☆はいすくーる」をまさしく高校生の時に読んでいたのだが、そのころな…

「幻坂」大阪の坂を舞台にした怪談の短編集

有栖川有栖の「幻坂」をよんだ。 幻坂 (角川文庫) 作者:有栖川 有栖 発売日: 2016/01/25 メディア: Kindle版 雨の坂道で出会い、恋におちるも、自意識のために、愛する女を死に追いやってしまった作家の苦悩が哀切な「愛染坂」。坂に棲みついている猫たちの…

賛成?反対?「ぱいどん」

みなさま、漫画の神様をAIで降臨!で話題になった「ぱいどん」はもう読んだだろうか? いや、年明けに公開されているので結構前の話なのだが、最近たて続きでテレビや新聞で取り上げられていたので、調べたらなんとwebで無料で読めるらしいのだ。 robotstart.…

なんとなく使っていたiPhoneカメラ機能に驚いた!「カメラ1年生」

料理動画見てなんか作れそうな気がしてベーグルを焼く。 作れたんだけども当たり前だがやはり動画のようは行かない。 こちら、「30分でもちもちベーグル」を、1分程度にまとめた動画を見て60分かけて作ったベーグルとなります。 時を早めて超スロー再生した…

かなり大規模なキンドルセールが始まってるよ!

なんか久しぶりに大規模なポイント還元が始まっているみたい。 Amazon CAPTCHA GWは期待していたほどではなかったのでうれしい。 ポイント還元の恐ろしいとことは、買っても買ってもポイントが付くのでぽちった時のお金の支出感が薄いこと。恐ろしや~ 早速…

祝!由利先生シリーズドラマ化

前回の「三体」の投稿がなぜか2/3ほど消えていたので、あまりのショックにしばらくはてなブログから遠ざかっていた私。 どれだけメンタル弱いねん。だって、思い出すたびがっかりするからさ。 でも、今日は久々に更新すべきニュースが! なんと、とうとう…

なんとか読めた「三体」

三体 作者:劉 慈欣 発売日: 2019/07/04 メディア: ハードカバー 話題のSFで、こちらの漫画で面白すぎて座って読めないとまで言われた「三体」を捕まえて、なんとか読めたとは、失礼か。 バーナード嬢曰く。: 5【イラスト特典付】 (REXコミックス) 作者:施川 …

四月に読んだ漫画 8冊

3月に読んだ漫画、をつい最近書いたような気がしするけれど、アレよアレよという間に四月も終わってしまった。 いや、四月はコロナで世間はひっくり返り、仕事も子育てもとにかく何もかも大きなシフトチェンジが起こっていた。 最中はあっという間に過ぎ行く…

「カメラロールから1枚」虞美人草

今週のお題「カメラロールから1枚」 虞美人草(ぐびじんそう) 割と洋風な花なので、こんな漢文的な名前がついてるのって意外。 調べたら、ひなげし、ポピー、コクリコなどとも呼ばれるケシ科の花との事。 私の住む福岡にはほぼ雑草としてこの時期あちこちに生…

ゼンタングルを知っていますか?

ゼンタングルとはペン一本で紡ぐアート。 ゼンは「禅」のことで描いているうち心も癒されるというもの。 正解はないので、間違いもない。従って消しゴムは使わない。 とはいえとっても高級な落書きの手法かな? 電話かけてる時についついメモ帳になんか描い…

「流浪の月」恋愛でも友情でもない二人

今年の本屋大賞を受賞した流浪の月を読んだ。 【2020年本屋大賞 大賞受賞作】流浪の月 作者:凪良 ゆう 発売日: 2019/08/29 メディア: 単行本 どうしよう、本屋大賞に対する私の信頼がさらに高まったよ! 本屋大賞にハズレなし、を確信したね。 逆にいうと、…

この有栖川有栖はいつもとちょっと違う「壁抜け男の謎」

有栖川有栖の「壁抜け男の謎」を読んだ。 壁抜け男の謎 (角川文庫) 作者:有栖川 有栖 発売日: 2011/04/23 メディア: 文庫 みんな?大好きな火村英生は出てこない。 作者の異色短編集だ。もちろんミステリー多めだがシュールな話や「ミステリ作家が書く官能小…

「medium 霊媒探偵城塚翡翠」残り1/3からの一気呵成のたたみかけ!

いやぁ、さすがタイトルを総なめしただけある! 三冠獲得!「このミステリーがすごい!」2020年版国内篇 第一位「本格ミステリ・ベスト10」2020年版国内ランキング 第一位「2019年ベストブック」(Apple Books)2019ベストミステリー 久しぶりにページをめく…

あの水木翁が描いた「泉鏡花伝」

あの水木しげるがあの泉鏡花の伝記を描いたらどうなるか? この表紙のちょっと「でこちん」な感じで書かれているが泉鏡花。 周りは素晴らしき点描で描かれた妖怪たちに囲まれている。 水木しげるの泉鏡花伝 (ビッグコミックススペシャル) 作者:水木 しげる,…

「ママは何でも知っている」古いアメリカコメディような

以前本屋でもらったチラシに載っていて気になっていた「ママは何でも知っている」を読んだ。 ママは何でも知っている (ハヤカワ・ミステリ文庫) 作者:ジェイムズ ヤッフェ,James Yaffe 発売日: 2015/06/04 メディア: 文庫 毎週金曜の夜、刑事のデイビッドは…

「憑かれた女」疲れた女は私。

テレビで見たのだが、最近のつぶやきを研究すると外出自粛が始まったあたりから、「疲れた」とか「鬱」とかいうキーワードが増えているらしい。 私も家から出ないだけなのに、想像以上にストレスを感じている。 人間とは贅沢なもので、家でゆっくりしたいな…

「ファクトフルネス」世の中は少しずつ良くなっている。ただし執筆時は。

ファクトフルネスを読んだ。 まさしくこのコロナ禍の今、この人だったらなんと言うか聞いてみたかった。 残念ながら作者はこの本の上梓を待たず、すい臓がんでお亡くなりになったそうである。 昨年から話題の書としていろんなところでオススメされていたが、…

「魔眼の匣の殺人」はワトソンが語り部から主役になった話だ

映画化で話題だった「屍人荘の殺人」の続編、「魔眼の匣の殺人」を読んだ。 魔眼の匣の殺人 作者:今村 昌弘 発売日: 2019/02/20 メディア: 単行本 その日、“魔眼の匣"を九人が訪れた。人里離れた施設の孤独な主は予言者と恐れられる老女だ。彼女は葉村譲と剣…

「美しき小さな雑草の花図鑑」雑草とあなどるべからず!

ラジオで紹介されていて、調べたらkindle unlimited 対象だったので早速ダウンロードしてみた。 そこいら辺に生えていてほとんどの人が素通りするいわゆる雑草たちの花図鑑 美しき小さな雑草の花図鑑 作者:多田 多恵子 発売日: 2018/02/02 メディア: 単行本…

「ぼきわん」「ずうのめ」「ならどき」比嘉姉妹シリーズ読了

タイトルだけじゃ「?」ってなる、澤村伊智の比嘉姉妹シリーズ3冊を読了。 ぼぎわんは第22回日本ホラー小説大賞受賞作で、映画化もされているのでご存じの方も多いと思う。 映画公開前は本屋でも小さいディスプレイでずーーと流していました。岡田准一を。 …

3月に読んだ漫画

みんなが3月を振り返っていたので、イイネ!と思って真似してみる。 本は全部ブログに上げてるので、それ以外の漫画たち。 折り紙で作った鬼滅キャラ まずは鬼滅の刃1〜8巻 鬼滅の刃 1 (ジャンプコミックスDIGITAL) 作者:吾峠呼世晴 発売日: 2016/06/17 メデ…

由利先生を描いてみた

横溝正史の由利先生シリーズ由利麟太郎を描いてみた。 金田一耕助はどうしても私のなかでは古谷一行なのだが、由利先生の方はドラマも映画も観たことないので、まっさらなイメージ。 由利先生の描写といえば、 「どう見ても40代そこそこ精悍で若々しい顔立ち…

こんな時代に読みたい「感染症にまつわる本」

アマゾンの小説ランキングにて、カミュの「ペスト」が小説の1位に入っていた。 ・・・こ、これはコロナの影響? ペスト (新潮文庫) 作者:カミュ 発売日: 1969/10/30 メディア: ペーパーバック アルジェリアのオラン市で、ある朝、医師のリウーは鼠の死体をい…

映画館に行けないご時世なので「犬鳴村」を読んだ

とは言えすでに上映期間は過ぎてらかもしれないが。 ちょっと前に周りの人たちが見に行きたいと言ってた映画「犬鳴村」の小説版を読んだ。 犬鳴村〈小説版〉 (竹書房文庫) 作者:樹生, 久田 発売日: 2020/01/16 メディア: 文庫 映画、結局予告編しか観れてい…

「幻の女」あの名作と同じタイトルだ!

横溝正史の「幻の女」を読んだ。 相変わらず素晴らしい表紙絵。めちゃくちゃ唇かんでて、超悔しそう・・・ 血しぶきもすごい! 幻の女 「由利先生」シリーズ (角川文庫) 作者:横溝 正史 発売日: 2012/10/01 メディア: Kindle版 「人殺し!」叫び声を聞いた俊…

ドクロって書ける?「花髑髏」

横溝正史の「花髑髏」を読んだ。 よ、読めるけど冷静に考えたらめちゃくちゃ難しい漢字だな「髑髏」 難しい、というよりやたらデコラティブというか過剰よね。 ホネヘンが二つって言うのもすごい。 この漢字を書く事って一生一度あるかなぁ、と思ったので書…

Audibleはやっぱりすごい「予言の島」聞いた

澤村伊智の「予言の島」を読んだ。というか、今回Audible版で聞いた。 予言の島 作者:澤村伊智 発売日: 2019/03/15 メディア: 単行本 だってね、今2か月無料なんですよ! 以前3か月くらいオーディブルに加入していたのだが、辞めた理由はやはり 「ちょっと高…