iCHi's diary~本は読みたし、はかどらず~

主に読書録。読み終えた本がこのまま砂のように忘却の彼方に忘れ去られるのが申し訳ないので、書き留める。要は忘れっぽい読者の読書日記。

映画館に行けないご時世なので「犬鳴村」を読んだ

とは言えすでに上映期間は過ぎてらかもしれないが。

ちょっと前に周りの人たちが見に行きたいと言ってた映画「犬鳴村」の小説版を読んだ。

 

犬鳴村〈小説版〉 (竹書房文庫)

犬鳴村〈小説版〉 (竹書房文庫)

 

 

映画、結局予告編しか観れていないのだが、みんな絶対怖いよね!心臓に悪い系よね!ともちきり。

犬鳴村 予告 60秒 - YouTube

と、大の大人がわきわきしてしまうのも何故かと言えば、思いっきり地元だからである。

 

流石にわざわざ旧トンネルの方へ行った事はないが、新トンネルの方は何度も利用しているし、何より石を投げれば犬鳴に関して何か引き出しがある人に当たるくらいの土地柄だ。

若いころ肝試しに行っただの、いとこの友達が何か観ただの話題に事欠かない、まさしく大人気の心霊スポット。

 

しかし、こちらでは犬鳴村ではなくて犬鳴峠の方が通りが良い。

 

峠の旧トンネルには出る。

これはある程度の頑固な心霊否定論者以外は普通に受け入れられている。と思う。

 

Wikipediaにも載っているくらいなのだ。流石に出るとは書いてないが。

 

 

で。こちらの話の感想だが、ひとことで言うなら

 

映像の方が絶対怖い!

 

映像ありきで作ったシナリオなのでどうしても文章としての怖さではないのだ。

ストーリーとしてはどこまでも残酷でスプラッターな部分がありちょっと人を選ぶかなと。

 

ただ製作者の後書きで、横溝正史的な土着や村の因習的の世界を作りたかったそうで、そこは素晴らしい。

それにしても横溝先生の血みどろ具合は、今の時代から見ると品があっていいよね!

 

ホラーもエロももっともっと、これでもかこれでもかとどんどん過剰になっているような気がする。

 

また話はそれるのだが今日帰りに寄った我が地元図書館では

映画犬鳴村のブームにあやかってかホラー特集コーナーがあった。

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図書館員さんのおすすめホラーには、スティーブンキングや京極夏彦が並んでいた。

黒い家と残穢は読んだ。

特に黒い家はいやーな話だったなぁ。おすすめだけど心が弱るかも。

 

黒い家 (角川ホラー文庫)

黒い家 (角川ホラー文庫)

  • 作者:貴志 祐介
  • 発売日: 1998/12/10
  • メディア: 文庫
 

どちらも映画化されていますよね。

 

なるべく家にいることを推奨される今日この頃。

今回読んだ「犬鳴村」はkindle unlimitedで無料で読めるので、映画に行く代わりにぜひ読んでみて。