iCHi's diary~本は読みたし、はかどらず~

主に読書録。読み終えた本がこのまま砂のように忘却の彼方に忘れ去られるのが申し訳ないので、書き留める。要は忘れっぽい読者の読書日記。

Audibleはやっぱりすごい「予言の島」聞いた

澤村伊智の「予言の島」を読んだ。というか、今回Audible版で聞いた。

 

予言の島

予言の島

  • 作者:澤村伊智
  • 発売日: 2019/03/15
  • メディア: 単行本
 

 

 だってね、今2か月無料なんですよ!

以前3か月くらいオーディブルに加入していたのだが、辞めた理由はやはり

「ちょっと高いよね。あと、私が読みたい横溝正史ないよね」

っていうのが大きかった。

 

でも、これで三国志読破した。読んでくれなきゃ絶対に挫折していたと思う。

関羽かっこいい。いっそ関羽を主役にすればいいのに。)

 

さて、雑音が入ったが今回もう一回トライしてみたのは、そろそろ私もリストから消えた、というか無料でお試しできるかも?という勘が働いたからである。

うまくいけば2か月無料だし!(無事行けた模様)

 

で、今回うまい事また無料キャンペーンで厚かましくも読みつくしてやるぜ!

と息巻いていたのだが、ん?なんか仕組みが変わってる・・・

コインとはなんだ?というか、値段も上がっている。

 

以前は、月会費を払えば聞き放題だったが、現在では毎月1コインもらえるので、そのコインを使って本を選らぶ、プラス会員特典の音源がある、ということらしい。

 

まあ、ビジネス書とか単行本は1500円余裕で超えるので、月一冊分をこちらに回すって考えたらそんなに悪くないだろう。

 

ちなみにラインナップはファクトフルネスとか、ホモサピエンス全史とか

読めるかなー読めないだろうな~っていうような重厚な本も軒をつらなている。

 

 

 

 

 

確かに、以前に比べて読みたい本が確実に多い気がする。

 

悪くない!でも高い!いや、ありかもしれん!むしろあり!迷う!

 

くらいのレベル感。

全てのサブスクリプションサービスってほんと、こんな感じの価格設定よね!

 

 

 そう、まさしくこんな感じ(笑)

むしろあり!かも。

 

なにより、kindle読み上げ機能の機械ボイスは慣れてきたとはいえ、やはり読み間違えと発音の揺れが大きすぎて、登場人物の「月代」が(つきよ)と呼ばれたり(さかやき)と呼ばれたりして何言ってるかわからず集中が切れる。

 

ちなみに「さかやき」とは、ちょんまげスタイルの禿げた部分だ。

つきよがよよと泣き崩れるのはありだけど、ちょんまげの禿げたとこが泣き崩れてるとかもう全く、ぶち壊しなのである。

 

今回、やっぱりプロが読み上げてくれるのはわかりやすくていいなぁと思った。

しかも、予言の島はネタバレ厳禁のホラーでありミステリーなのだ。

耳元で囁くように死に際の言葉をささやかれたり、慟哭を聞かされたり。

これはね、やっぱりプロゆえのマジの怖さがありました。

ホラーは読み聞かせに向いているのかもしれない。

 

そもそもこの話ね、私ですら「ん?」っていう違和感、伏線がたっぷり張り巡らされていたの。

 

最後にぐわーーそう来たか!!て叫ぶ。

 

なんかね、記述者が誰何だ?ってずっと引っかかってるんだけど、気づかないものね。

いやー面白かった。

 

何より、瀬戸内海の小島、土着の因習・・・っていう

横溝正史京極夏彦三津田信三・・・」ていう連想ゲームを逆手に取った、痛烈な一撃を食らってしまう。

 

島のおばあちゃんに「おまいら、こういうの好きだろ?」みたいにせせら笑われてしまうのさ。まさしくそうですけども!ああ、耳が痛い!

 

澤村伊智おもしろいな。「ぼぎわん」も結構面白かったし。

くそう、次は何読もうかな!