横溝正史の「花髑髏」を読んだ。
よ、読めるけど冷静に考えたらめちゃくちゃ難しい漢字だな「髑髏」
難しい、というよりやたらデコラティブというか過剰よね。 ホネヘンが二つって言うのもすごい。
この漢字を書く事って一生一度あるかなぁ、と思ったので書いてみてた。
いえ、決して暇なわけでは・・・
横溝先生が花髑髏を書いた時にはもちろん原稿も手書きだったわけで、こんな画数の多い漢字を何回も登場させるなんて頭が下がる。
そして、表紙が飾りたくなるほどオシャレじゃない?
こんなの、ゴスロリっ子のお部屋のインテリアに良さそうじゃない?偏見?
名探偵由利先生のもとに突然舞い込んだ差し出し人不明の手紙、それは恐ろしい殺人事件の予告だった。相棒の事件記者三津木俊助を伴い、指定の場所へ急行した彼は愕然とした。そこには、箱の裂目から鮮血を滴らせた黒塗りの大きな長持が……。20年前、凶暴な精神病患者の謎の死に立ち合った医師の一族に、いま、怪人〈花髑髏〉の魔の手が迫る! 表題作ほか、「白蝋変化」「焙烙の刑」を収めた横溝正史の短篇傑作選。
花髑髏
過剰にデコラティブナノはタイトルだけじゃなかった。
とにかくこの時代だからしょうがないとは言え、犯罪者の血というものがいかにもあるかのように語られている。
うーん、私は殺人した人の子供が殺人を犯すなどという遺伝は信じられないのだが、
当たり前のように語られることが多いのでよろしくないですな。
今でも、そういうスタンツの人もいそうだし。DNAにそんな情報載るわけないじゃん。
あら、話が逸れた。
とにかく、犯人は殺された日下博士が若い頃安楽死させた殺人鬼の子供ではないのか?
という疑いから、捜査をするのだがどうもしっくりこない。
該当者っぽいのやら怪しいのやらがたくさんいすぎるのだ。
最後は思いもよらぬ(とはいえめちゃくちゃ怪しかったのだが)人物が犯人とわかるんだけど、
その犯行方法がやっぱり奇抜で過剰。
おまじないと称して胸に髑髏のカードを抱かせて毒薬を飲ませるのだ。
おかげで被害者は幸せそうな顔をして亡くなる。ひどいなぁ。
白蝋変化
この話も最後がちょっとせつない。実は花髑髏もせつなかった。
白蠟三郎という稀代の色魔が出てくるのだが、タイトル通りめちゃくちゃ嫌なやつだったのに最後はなんか良い事ばっかりしちゃってる。
変化しちゃうのである。
真剣に読んでいなかったからかもしれないが、最初と最後では少々つじつまがあわないような・・・
ま、いいか。とにかく浪花節調というか講談のようで、ちょうど盛り上がってきましたがお時間となりました、バンバン的な終わり方が多かった。
男装美人あり、サドあり、異常な横恋慕ありでとりあえず勢いで読めてしまう中編。
私には少々長く感じたがなー
焙烙の刑
映画スターが出てくる話である。
焼きもち焼きも出てくる話である。
胸に髑髏のペンダントをこれ見よがしにつけている美女も出てきたりするのである。
由利先生ときたら、最後危ないところをギリギリ助けてあげて、いいところ持っていくのだが全く持って存在感が示せていない。
残念!
脱線
はあ、書くの時間がかかっちゃったわー
今回初めてのキーボードを使ってiPadで書いてみているのだが、ものすごく書くのに時間がかかっております。
喫茶店でのブログを更新とかめちゃくちゃ憧れていたのだが、まーまー色々おぼつかず・・・
まず、日本語と英語の切り替えがわからず、検索するところから始める始末。
その後は「喫茶店のFREEWIFIにつなげる」のに何度もパスワードを打ち間違え、
「はてなブログにログインする」のに、なぜか新しいブログを新規開設寸前まで行ってしまい(つまり、もう一つアカウント取ってしまった)
そして、記事を書くのに、点丸そして3点リーダーを出すにはどうしたらいいか悩み・・・
しかし、一番時間がかかったのはミスタイプ。
エンターキーの代わりに必ず押してしまうキーがあり\\\これだ。
く、挫けそうだよ!
カッコつけようと思って買ったキーボードはこれ。
いや、製品的にはとてもよい。
私というソフトウェアが適合していないだけよ。
少々重いのを別にすれば、キーボードも大きめでしっかり押せる感が良いし、スッキリした見た目も好ましい。
重いけどとりあえず頑丈そう。
ピンクな見た目にだまされるけど、割とハードよ。