iCHi's diary~本は読みたし、はかどらず~

主に読書録。読み終えた本がこのまま砂のように忘却の彼方に忘れ去られるのが申し訳ないので、書き留める。要は忘れっぽい読者の読書日記。

「めぐみ」両親の強さに頭が下がる

お盆休み、結構軽い気持ちでこちらのノンフィクションコミックスを読んだ。 ニュース番組でよくお目にかかる事件なのだが「カワイソウねー」くらいの薄い考えしか持っていなかったので、今回読んで良かったと思っている。 めぐみ : 前編 (アクションコミッ…

買っちゃった「栞と紙魚子」紙魚はシミだよ、古い本に棲む虫だよ。

毎日暑いですな。 盆が開ければ少しはひんやりしてくるかしらん。 親戚(気象予報士夫妻)より災害級の雨が降るかも。というざっくりした情報をもらったので、しばらく家にこもることになるのかな。 なんてのはいいわけで、夏のセールで50%ポイント還元が行…

暑い時には怪談を

HOLY ホラーコミック傑作選第1集 (角川ホラー文庫) 作者:手塚 治虫,美内 すずえ,諸星 大二郎,日野 日出志,丸尾 末広,内田 春菊,花輪 和一,萩尾 望都 KADOKAWA Amazon 1億円を強奪した男が深夜タクシーに乗り吉原に向かう途中、タクシー運転手が語りだし…

多忙の単位 16グミナゼ

なんだかとっても忙しいのである。 死ぬほど忙しいとか、目が回るほど忙しいとか、忙しさにはいろいろあるが、忙し自慢をしているのもかっこ悪いし。しかも、・・・まだ死なん・・・・死なんけれども、忙しいんじゃ! という毎日。 もう何が言いたいかわから…

夏のフェアが始まったよ!本屋パトロール

暦の上では、と言うか気温も十分夏になった。あついあつい。 各社夏の文庫フェアが始まった模様。 今年は久々にブックカバーがつくところがあるみたい。(見かけたけど、よくわからないため調査続行中) 角川書店 この犬も可愛いのか可愛くないのかよくわか…

わかるわかる「夜は猫といっしょ」

キュルZの「夜は猫といっしょ」をよんだ。 初めてねこを買い始めたフータ君の、ねこって!という驚きにまみれたコミックエッセイだ。 絵柄のせいかもしれないけど、キュルガ(ねこの名前)はとっても不思議な生き物臭い。 ねこ以上、ちょっとした妖怪未満と…

かのこちゃんとマドレーヌ夫人

万城目学の「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」 を読んだ。 かのこちゃんとマドレーヌ夫人 (角川文庫) 作者:万城目 学 KADOKAWA Amazon かのこちゃんは小学1年生の女の子。玄三郎はかのこちゃんの家の年老いた柴犬。マドレーヌ夫人は外国語を話せるアカトラの…

ねこのいる人生

半月前からひょんなご縁で猫を飼い始めた。 カラスに襲われていたところを救出されたこねこ。 名前はグミとした。 つい去年まで「これ以上口のついたものは我が家の玄関はまたがせないよ!」 とか言ってだ私だが、引き取り手を探している知人から見せられた…

令和の世に諸星大二郎にハマる・・・「妖怪ハンター稗田」

令和のこの世に諸星大二郎御大の漫画にハマってしまった。 デビューが70年代! この表紙の癖の強さよ。 [まとめ買い] 妖怪ハンター(ヤングジャンプコミックスDIGITAL) 作者:諸星大二郎 Amazon ぬばたまの闇の底どよもす呻き声。冥き世界にうごめく異形の者…

伊坂幸太郎がなろう系を書くとこうなる!?「クジラアタマの王様」

伊坂幸太郎の「クジラアタマの王様」を読んだ。 なんと、現世ではクレーム対応中のサラリーマンが異世界でドラゴンだのオオトカゲだのと大きな剣や矢で戦う話だ。 こ、これは今アマゾンのランキングを席巻している、いわるゆところの「なろう系小説」??で…

「ザリガニの鳴くところ」心ゆさぶるミステリー

本屋大賞・翻訳小説部門一位のの話題作「ザリガニの鳴くところ」を読んだ。 ザリガニの鳴くところ 作者:ディーリア・オーエンズ 発売日: 2020/03/05 メディア: Kindle版 ノースカロライナ州の湿地で男の死体が発見された。人々は「湿地の少女」に疑いの目を…

あまりに怖い未来予想「動物農場」

傑作の誉れの高いジョージ・オーウェルの「動物農場」を読んだ。 ジョージオーウェルと言えば、ほら、あの「1984」を書いた人ですよ。 動物農場 (角川文庫) 作者:ジョージ・オーウェル,高畠 文夫 発売日: 2015/01/30 メディア: Kindle版 超怖かった… 共…

Kindle unlimitedで読めるコミックエッセイ3冊(不登校)

うちの子(2号)が学校に行かなくなってからはや半年(!) 高校1年の後半から不登校が始まり、色々ありまして(片付け方雑だが振り返ってみると懐かし・・・くないな。まだ当事者なんで)辛くも進級したけれど、すでに出席日数がやばい。 とりあえず私の…

遺品

若竹七海の遺品を読んだ。 遺品 (角川ホラー文庫) 作者:若竹 七海 発売日: 2016/02/25 メディア: Kindle版 タイトルも表紙も怖い。 学芸員の仕事がなくなり、彼氏とも別れ、家族ともうまくいかないというどん底期に、たまたま紹介された仕事がとある女優のコ…

「白痴」焼き鳥たべれなくなるやん・・・

坂口安吾の「白痴」を読んだ。 体験した者にしか書けないであろうリアル空襲の描写にガクブルだった・・・ 主人公伊沢は映画の演出家で「表現者である俺」を自負しているのだが、一方で月給の心配をしている。 そんな自分がイヤで仕方がない。いっそ、戦争が…

桜終わっちゃったけど「桜の森の満開の下」

坂口安吾の「桜の森の満開の下」を読んだ。 桜の森の満開の下 作者:坂口 安吾 発売日: 2012/09/14 メディア: Kindle版 昭和初期に活躍した「無頼派」の代表的作家である坂口安吾の小説。初出は「肉体」[1947(昭和22)年]。通る人々が皆「気が変になる」鈴…

ギムレットにはまだ早い「ロンググッバイ」

レイモンドチャンドラーの、というかレイモンドチャンドラーが憑依した村上春樹の「ロング・グッドバイ」を読んだ。 ロング・グッドバイ (ハヤカワ・ミステリ文庫 チ 1-11) 作者:レイモンド・チャンドラー 発売日: 2010/09/09 メディア: 文庫 私立探偵のフィ…

桜の樹の下には

満開の桜を見てふとどんな話だったかと思い梶井基次郎の「桜の樹の下には」を読んだ。 桜の樹の下には 作者:梶井 基次郎 発売日: 2012/09/28 メディア: Kindle版 タイトルは超有名だし、なんなら桜の樹の下には死体が埋まっている、とワンセットでオチまで知…

アイコンを変えました。

のび太のママ風のアイコンに変えた。 これは一応自分で書いたので二次創作?になるのかな、パクリとか盗作じゃない事を祈る。 最近、藤子不二雄とか手塚治虫などの漫画ばかり読んでて、改めて天才たちだなあと思っている。 令和の時代にうちの子は、好きな漫…

「ヨチヨチ父」誰が書いた本かわからんくなってる

ヨシタケシンスケの「ヨチヨチ父」を読んだ。 ヨチヨチ父 とまどう日々 作者:ヨシタケシンスケ 発売日: 2017/04/22 メディア: 単行本 とにかく絵がかわいいヨシタケシンスケ。 シンプルなラインだけど真似できない、絶妙な線。 かわいいけど、甘いばっかりじ…

胸が高鳴る?NO!読み「たくなる」アプリ「taknal」

娘に教えられてこんなアプリを入れて見た。 taknal.app 本とのの出会いを演出するアプリ「taknal」 どうやら、すれ違った人のおススメする本を受け取れる、ゆるーいつながりのSNSアプリらしい。 おススメの本を登録して町を歩くと、同じアプリを使ってるユー…

パロディ放題「迷宮入り探偵」

かんばまゆこの「迷宮入り探偵」を読んだ。 [まとめ買い] 【新装版】 迷宮入り探偵 作者:かんばまゆこ メディア: Kindle版 むふふ、この表紙見ていただければわかる通り、お釜帽をかぶったあの人(をパロッた人)が主人公です。 もちろん、本家本元と違って…

暗黒文学少女?「本田鹿の子の本棚」

前から気になっていた「本田鹿の子の本棚」がプライムで読み放題になっていたので喜び勇んで読んでみた。 本田鹿の子の本棚 暗黒文学少女篇 (リイドカフェコミックス) 作者:佐藤将 発売日: 2017/11/30 メディア: Kindle版 本田鹿の子の本棚 天魔大戦篇 (リイ…

ぼんやりしているうちに2月が始まっていた

びっくりするぐらい何もしていないのに1月が終わっていた。 不思議だ。何ならあっという間に鬼がきて巻きずしを食べていった。 豆は食べ忘れてたので6日に食べたが。 この分であれば明日目が覚めたらお盆休暇になっていても驚かない。 思えばこの一年間、ス…

やっぱり爽快!「ホワイトラビット」

伊坂幸太郎の「ホワイトラビット」を読んだ。 ホワイトラビット(新潮文庫) 作者:伊坂幸太郎 発売日: 2020/07/10 メディア: Kindle版 兎田孝則は焦っていた。新妻が誘拐され、今にも殺されそうで、だから銃を持った。母子は怯えていた。眼前に銃を突き付け…

「卍」「秘密」「吉野葛」「陰翳礼讃」

谷崎潤一郎の青空文庫を立て続けに読了。 それにしても、谷崎潤一郎のタイトルを検索するとまあまあきわどいビデオとかヒットするのでじわっとくる。 卍 卍 作者:谷崎 潤一郎 発売日: 2017/09/28 メディア: Kindle版 何年前だろうか、マジ卍という言葉が流行…

「独学大全」誠実さに惚れちゃいそうだよ

欲しいんである。結構な重さと結構なお値段に躊躇しているのである。 そう、まだ積読どころか購入前である。 独学大全――絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法 作者:読書猿 発売日: 2020/10/21 メディア: Kindle版 読書猿さんは、サルと…

「三体・暗黒森林」~なぜ人類は宇宙人と遭遇できないか~

いやいや、さてもさてもスケールのでかいものを読んだ! さすが、三国志や西遊記を産んだ国だわ。 三体Ⅱ 黒暗森林(上) 作者:劉 慈欣 発売日: 2020/06/18 メディア: Kindle版 人類に絶望した天体物理学者・葉文潔(イエ・ウェンジエ)が宇宙に向けて発信し…

ブログ開設2年

経ったっというか、経ってた。 はてなさん?からお祝いのメールが来た。 めでたいことなのだろう。 さて、二年目の振り返りとしては、なかなか更新が滞りがちだったという反省。 在宅勤務になり、通勤時間が丸っと浮いたはずなのに一体何の時間に消えたのか…

雪だるまウォッチ

福岡で珍しく積雪。 こんなに降ったのは数年ぶりなんじゃないかな。 っても、雪国の人には鼻で笑われるレベル。 積雪多分5センチくらい。 そんな鼻くそが珍しいので、まあまあ老若男女と呼べる人人が出てきてとりあえず作る雪だるま。 公園は大丈夫の雪だる…