ホラークリエーターやがみの「僕の殺人計画」を読んだ。
YouTubeで2億回再生超!気鋭のホラークリエイター初著書!
YouTubeチャンネル登録者数70万人超(2023年10月現在)&総再生回数2億超。
書籍化希望の声殺到!気鋭のホラークリエイター“やがみ”、ついに筆を執る―。
これまで何冊もの大ヒット小説を生み出してきた
編集者・立花のもとに届いた奇妙な原稿。
そこに書かれていたのは、
自身が完全犯罪の被害者として殺されるという衝撃の内容だった!
読了するまで、特に気にしていなかったが(というかAudibleなので特に)作者はチャンネル登録者何万のユーチューバーらしい。
検索してみたら、あら、見たことあるはこの動画。
完全オリジナルの怖い話ホラークリエーター??(え・・・私実話と思って怖がっていたわ)いろんな才能の使い方があるのだなぁ。
本の内容としては、一捻りあるミステリー。
伏線として書かれたプロローグがエピローグと見事につながる様子は上手い!とおもった。
あらすじ
天才編集者とも呼ばれた立花が、人知れず自らの手で完璧な犯罪を成し遂げようとする話です。
彼は、日常生活の中で些細な罠をコツコツと仕掛けて他人を社会的に抹殺する事件をしたり、なかなかの胸糞悪いことをとうとうと語る。
ある日、彼は脅迫小説?を受け取ります。彼は、それを逆手に取って小説を書いた人物を殺害する計画を立て始め、計画を実行に移すための準備を進める。
彼の計画は緻密で巧妙だが、思わぬところで歯車が狂い警察に自首をするのだが、それは彼の計画の終わりではなかった。
彼はもっともっと嫌~なことを考えていたのだ。
出された伏線がきれいに回収されるし、最後の終わり方も(主人公の思想の胸糞悪さを別途すれば)スッキリする。
手に汗握るというほどではないが、スリリングな展開だし、なにより読者にとっての満足度に気を使っているとうか、とってもサービス精神が旺盛な人なんだろうなぁとおもう。
編集者のコメントも、「面白く仕上げることはもちろん、それと同等に売れる確率を1%でも上げる努力ができる人だ。ここまで作家性とマーケティング力をバランス良く併せ持った人は稀である。」とあって、なんかすげ~っとおもった。
おもしろいものは読みたいけど、なんだかちょっとざわざわする・・・
読者のわがままか?
なんか、作者には太宰治みたいに苦しんで生み出してほしいし、編集者にも情熱と執念を持ってこの作品を世に産み出す!みたいなものを期待してしまう。
でも、まあほんとに面白かったからおすすめです。
ちなみにせっかくなんで「やがみ」のYoutubeを見ながらが書いているが、喋り方が独特。私、多分この喋り方を許容できる年齢のかなりの高齢者層だろうと思う。
(ネットスラング的なものが多いのでおもしろい。でも感染ったらたいへん。この年で○○ニキとか言ってたら引かれちゃう。でも意味はわかる。調べたから)
と、ある意味勤勉さをみせてみた。
次に読みたい本
他の人の本は1000人とか2000人なのに、この人はスケールが違う。