うちの子(2号)が学校に行かなくなってからはや半年(!)
高校1年の後半から不登校が始まり、色々ありまして(片付け方雑だが振り返ってみると懐かし・・・くないな。まだ当事者なんで)辛くも進級したけれど、すでに出席日数がやばい。
とりあえず私の思うところは置いといて、この半年で読んたコミックエッセイをいくつかご紹介。
いまやクラスに数名は不登校児がいる時代。明日はうちの子の番かも・・・?全国の迷えるお母さんたち、学校に行けない罪悪感の中日々をすごしている子ども達に、読んで、知って、笑って、少しでもラクになってほしい。つまづきから、少しずつ力を得て立ち上がり、やがて学校に通えるようになった娘と、焦り、戸惑いつつも一緒に歩んだ母との198日間の日々を描いた実録コミックエッセイです。
レビューでは結局不登校収まっているので、成功を自慢されているように感じる、となんとも了見の狭いコメントがありましたが、私は結構良かった。
参考になったと言うより、プロに任せる!と決めるまでの母の気持ちの揺れが、まさにドンピシャでぐっと来た。
娘さんは小学校5年生の一時期に保健室登校が続いたそうで、その間に理解ある担任や小学校の先生、小児科の先生とまさに「恵まれた」ように見える。
が、そもそも学校に行かないという選択肢がない親たちのほうが多いなか、なんで行けないの・・・と苦しいのはたとえどんだけ周りの理解が合っても同じ。
結局、親は見守るしかできないのか・・・ぐぬぬ、と思う作品だった。
私の接し方が間違っていたから娘の不登校が長引いたのでは、とくやむ母親に校長先生が「どんな道のりを通っても大丈夫」といって励ますのが胸に響く。
親も間違う。でも、ベストを尽くそうとしているんだ!ブレるけど。
そんなときにプロの手助けはほんと大事。そんなことを改めて確認した一冊。
中学3年間の不登校に続いて高校でもいじめにあい不登校になってしまった娘。 逆境を乗り越える家族の物語――! 低空飛行でもだんだん成長していく高校3年間を描く波瀾万丈の子育て終盤戦コミックエッセイ。
この前に、「中学なんていらない。不登校の娘が高校に合格するまで」
という一冊もある。
中高、不登校をなんとかコントロールしながら「学びたい」と大学進学を決めるまでの話。
彼女の娘さんは結局「なんとかかんとか高校を卒業する」のだが、平坦な道のりではなかったものの、まさに戦い終わった歴戦の勇者が振り返る感じで、羨ましい反面恐ろしい。
いや、小学校中学校は義務教育だから、待ってれば卒業できるんだけども高校になると単位とか出席日数が足りないと卒業できない。
うちの子が行っている学校は進学校でもなしとりあえず出席すれば卒業はできる。
そりゃ勉強したほうがいいけど、とりあえずテストに出ればなんとか、位のことまで言ってもらってやっとこさ2年生になれたのに、あの苦しみを少なくとも後2回やるのかと思うと、トホホだわ・・・
そして、私は「もうやめていいよ」と言ってしまうのである。
そして娘は「やめたいわけじゃない」(けど学校にはいけない)と。
ああ、この大いなる矛盾!そんなことが通じるか~
と怒ってしまう日も合ったりしたけど、ああやっぱり、娘にもっと寄り添わないとと反省したり、なんでこんなにめんどくさい事になったんだとうんざりしたり、その他諸々の気持ちが、ピンゲームのように目まぐるしくゆききしている。
ああ、後半から私の個人的なぐちになってしまった。
中学2年生になる娘が、ある日突然朝になると「おなかが痛い」と布団の中から出てこず、学校にいかなくなってしまった。原因は学校なのか、家庭環境なのか、友達によるいじめなのか、それとも娘自身なのか……? 学校への相談、フリースクール通い、私立中学への転入など漫画家の母が、娘のために奔走した日々を描くコミックエッセイ。
こちらの娘さんは中2から謎の学校行けないが始まり、結局フリースクール、私立への編入、またフリースクールへと戻り、その後専門学校へ入学するまでの話が綴られている。
この人、ホント決断早いなと思う。フリースクールへの編入や私立へ転校等機動力が高いというか、もう公立は頼らない・・・と決めたときの背景が、まさに戦場の中に一人という感じですごい。
いやね~分かる。
行けないのであれば行けるところを用意してあげる、という決断がなかなか出来ないのはやはり愛情だけではなく先立つものが必要だから。
うちは現在私立高校なのだが、親としては行きたくないならやめるなり休学していいのにそれは嫌って・・・毎月結構かかってるんだし、それだったら、少し休んでもいいやん、一年高校卒業が遅くなっても別に1年長生きすればいいだけなんだし、と思うのだが、辞めたくない、と言われるのがつらい。
たぶん、正直授業料というファクターがなければ私もここまでやきもきしないのかなと思う。
今後、きっと進級出来ず通信制の高卒認定が取れる学校に転校し、それから大学?専門学校?ってなるときのために早めに進路修正したほうがいいと思うのはそれは親だけらしい。
今の私のステイタスは、食べるのに困るほど生活が貧窮しているわけじゃないからもう少し様子を見る・・・だ。
なんの解決にもなってないのかもしれない。
一応スクールカウンセラーと精神科にも通っている。
スクールカウンセラー先生は話を聞いてくれるけどなにせ予約が全く取れない。
精神科の先生はなんか検査して、薬出してくれるけど・・・・
薬は効いてる?しか聞いてくれない・・・
別の病院探すべき?ああもう、正解がわからんという、状況なのである。
でも、まあ、ご飯は食べるし、漫画読んで笑っているししょうがないか。
母親ができることは少ない。
それにしてもどのお母さんも、気持ちが揺れまくって、
一回は一番言っちゃいけない言葉「なんで行かないの!甘えんな!いいかげんにしろ!」と言ってて安心しました。(ええ、私も言いましたとも)
一番激しかったのは、小林家。死ねの殺せの包丁持ち出しちゃってた。
私も流石に包丁までは持ち出してはいませぬが、気持ちは近いものがあるぞ!
というわけで、はからずも3冊とも現在進行中ではなく、過去の不登校を振り返った形で(つまり、結局不登校をなんとか卒業)どんなことがあっても結局、時間が解決していっているのが希望でもあった。
あーしかし、世の中にはそのまま引きこもりという案件もあるからな・・・
そういう家庭は当事者すぎてコミックエッセイになっていないのであろう。
先程アマゾンで不登校で検索したらものすごい数の本がヒットして結構びっくりした。
これ全部読めば娘の不登校が収まるのかなぁ・・・