児島青の「本なら売るほど」を読んだ。
若くして古本屋を営む青年の物語。
この時代に個人経営の古本屋を東京神田以外で回転するのはかなりのチャレンジだ。
本を愛する青年とそこにやってくるお客さんたちのエピソードが、麗しい絵で綴られうストーリー。
前から気になっていたけど思い切って買ってよかった。すごく私好み。
各話に実際の本のタイトルも出てくるので、これはまた読みたい本リストが増える仕組み。ちょっと違うけど「バーナード嬢曰く。」のような本好きにはたまらん読書案内も兼ねている漫画。
中でも私のお気にいりのキャラは、生真面目そうなブックハンター中野さん。
ほぼ横線で描かれる細目からは感情が伺いにくいが実はお茶目さを隠したナイスミドルだ。
彼が出てくる話では「クシー君の夜の散歩」「童夢」などなにげに今では高額になった本も。
読みたくなっちゃうじゃん!罪つくりだわー
本に関する小ネタもたくさん仕込まれてていて、ぱっと見少女漫画の絵柄だが性別かかわらず本好きにはかなりおすすめできる本。
特に、「青木まり子現象」をご存知の方はぜひ。
現在、2巻まで刊行。
ここは、本と人とがもう一度出会い直す場所。
ひっつめ髪の気だるげな青年が営む古本屋「十月堂」。
店主の人柄と素敵な品ぞろえに惹かれて、今日もいろんなお客が訪れる。
本好きの常連さん、背伸びしたい年頃の女子高生、
不要な本を捨てに来る男、夫の蔵書を売りに来た未亡人。
ふと手にした一冊の本が、思わぬ縁をつないでいく――。
本を愛し、本に人生を変えられたすべての人へ贈る、珠玉のヒューマンドラマ!
漫画誌「ハルタ」連載時から大きな反響を呼んだ話題作が、待望のコミックス1巻発売です。
次に読みたい本
読みたくなった本を上げておく。
そろそろ新刊がでても良い頃じゃないですかねー






