雨穴の変な家2を読んだ。
読んだ、というかaudibleで聞いた。
うーん、さすがに読み聞かせには向かない本かもしれないと思いつつオーディブルでもちゃんと付属資料として間取り図がたくさん着いているので大丈夫であった。
あなたは、この「11の間取り」の謎が解けますか?
前作に続き、フリーライターの筆者と設計士・栗原のコンビが
不可解な間取りの謎に挑む。
1「行先のない廊下」
2「闇をはぐくむ家」
3「林の中の水車小屋」
4「ネズミ捕りの家」
5「そこにあった事故物件」
6「再生の館」
7「おじさんの家」
8「部屋をつなぐ糸電話」
9「殺人現場へ向かう足音」
10「逃げられないアパート」
11「一度だけ現れた部屋」
後編「栗原の推理」
すべての謎が一つにつながったとき、きっとあなたは戦慄する!
狙い通り、最初は個別の不思議な間取りの話だったのに、話が進行するに従ってすべての話にはどうやらとある新興宗教が関係しているのでは?という疑惑が浮かんで来て収束して行く。
うーん、最初の変な家の衝撃がかなり大きかったからこそ、今回は話があまりにもフィクションになっていて、前作は越えられなかったかなというのが正直な感想。
なんというか、もっと「ありそう」なフィクションが欲しいのよねー
ここまで行くとただの奇想天外なサスペンス小説になってしまう。塩梅がね。
ただ、最後に話を聞いただけの栗原さんが、全ての謎を解き明かす様子は、安楽椅子間取り探偵のようで爽快だった。
あと、今回の話は救われない話が多かった気がする。
子どもが犠牲になったり身体が不自由な人が不当な扱いを受けていたりと、割と胸糞悪い話しも多い。
もともと変な家は動画ありきで作られたコンテンツとし記憶しているが今回の2はどうだったのかしら?
気になって調べたけど、本の内容の1部のみが動画として公開されているようだ。
あー、やっぱりこの感じいいなー
雨穴さんのキャラでもってるところあるしな。
やっぱり、今後は、栗原さんを家から出して2人でバディ組んで間取り図探偵として新規巻き直しをするのはどうだろうか。
そんなこと言われてもか?
次に読みたい本