この前のドラマで使われているエピソードが多かった。
とくに、めちゃくちゃイケメンの殺人鬼アポロンや、少年犯罪の加害者の実名報道についてたか、火村の「人を殺したいと思ったことがある過去」について描かれていた。
(ドラマでは泉谷しげるのやったやつ・・・原作よりこっちのほうがいい感じだった)
それにしても、ドラマ化ってすごい作業だなと思った次第。
ばらばらのエピソードをつなげて複線のように配置してしまう脚本家の手腕よ・・・
恋愛要素が必要以上に挿入されちゃうところとか、都合上そうなっちゃったのはわかるけど、イチオシ新人女優枠?な役柄が勝手に創作されるところとか!は原作派とかからは嫌がられるのかもしれないが。
(あと、原作と性別が変えられてバディ物がふわふわした恋愛要素込みになっていると大人の都合を感じる。視聴者はそこまで欲してないのでは?)
「若さ」「年齢」をテーマにした4編で表題作「菩提樹荘の殺人」は
アンチエイジングのカリスマでテレビで引っ張りだこのタレントカウンセラーが殺される話。
なぜ服が脱がされていたのか?というところがポイントだ。
火村とアリスの大学時代の出会いのシーンとか、火村がアンチエイジングに否定的なところとかとにかく読みごたえがある。
年齢を重ねる尊さとかね、火村が言うとかっこいいんですわ。
言っても彼らは34歳から歳をとらないサザエさん方式らしいんですがね。・・・
あと、カレー好きや猫好きな一面も。
猫好きだったから一件解決できちゃってるし。