今回も癒やされた~。
いよいよ16巻で、いい加減そろそろ何かしらん動きがありそうかと毎回期待するけど(例えばよつば出生の秘密とか)やっぱり安定の「何もなかった~」だ。
小岩井葉介(とーちゃん)は、よつばとどこで出会ってなぜ日本に連れて帰って育てているのか?この一番大きめなクエスチョンが解決すること無く、連載は2003年から20年以上続いている。
毎日が発見に満ちているよつばの新鮮な感情を、もはやありがたい気持ちで眺める漫画。
しかし、あんまり高尚とか真面目な感じは無く、よつばの言うことが毎回振るっていてつい笑ってしまう。
今回のよつばは「高尾山にトレッキングに出かける」の巻。
トレッキングに出かけようと思った理由が
「こどもが小学生になる前にいっぱい旅をしたらいい」
とすすめられたからで、ここでの葉介の寂しそうにも見える表情が気になる。
もしかしたら二人の関係は終わりの時が決まっているのかな?と思ってしまった。
なんか、葉介の表情って何にも考えていないようにも色々考えているようにもどちらとも取れるんだよねー。
年に1巻販売されれば良い方のこの漫画。大切に楽しみたい気持ちと結末的な何かを期待する相反する気持ちで震える。
静かに移ろいゆく季節、慌ただしく過ぎていく毎日。
夏休みから始まった物語は、ついにクリスマスを目前にする。
ツリーを準備し、自転車の補助輪を取り、山に登り山を下りる……
そして逆上がりの練習に訪れた小学校の校庭で、よつばの前に現れた究極の刺客の正体とは!?
少しずつ成長する子供と、相変わらずの大人たち。
ただ流れずに重なり合っていく時間を丁寧に描き、時代に浸透しながら広く深く読み継がれて22周年。
特別編まるごと1話46ページの描き下ろしを含む、全256ページの大ボリュームでおくる4年ぶりの新刊!
次に読みたい本
よつばとの掛け合いは異空間の間がある。