古賀史健 の「淋しい夜にはペンを持て」を読んだ。
最初の1/3は、ちょっと幼稚な感じがして読むのやめちゃおうかな、ともおもっていたのだが、だんだんと、あ、これはこども向けではあるけどかなり的をいた文章術の本だとわかってからは、ぐっと興味が出てきた。
物語は、海の中。
学校でいじめられているタコジロウが学校をサボって出かけた公園で出会ったヤドカリのおじさんに、今の辛さを逃れる方法として日記を書くことを勧められる。
日記を書くのが救いになるなんてとても思えないよ、というタコジロウにヤドカリのおじさんは、一つずつ丁寧に文章を書く本質、みたいなものを教えていく。
とにかく、10日書くことを続けてご覧、というアドバイスを守り書き続けた結果、タコジロウは自分との対話をする方法を見つけたのだった。
この本はどうやら、13歳向けに書かれたみたいだが大人のワタシも読見終わった今、日記が書いてみたくなっ仕方がない。
日記を書くということは話すこととは違う。
考えるというステップがあることで、自分のなかで一度その対象を見つめなおしているのだ。
特に「日記は、未来の自分のために書いている」という言葉が刺さった。
確かに!子育て中の子どものエピソードとか、たくさん可愛いことやったと思うけどすっかり忘れてしまっている。ホントに可愛かったのか疑いさえ生じているもの。
書いとけばよかったなー育児日記。今読めばご褒美なんだろうけど、いかんせん当時はいっぱいいっぱいだったもんなぁ。自動的にコバエみたいなドローンが飛び回って映像を記録してくれないかしら、と思っていたものよ。
それにしてもいくら海の中中学校という設定だからといって、「吾輩はウニである」とか「泳げメロス」にしなくてもいいじゃないだろうか。
泳げときたらたいやきくんじゃないか。
アマゾンのレビューを見てようやく気づいたのだが、この人はあのベストセラー「嫌われる勇気」を書いた人ではないか。(岸見一郎との共著)
やっぱり、仕掛け力が強いのだな。
とにかく、日記を書く気持ちが高まったのでネットでいろいろ検索する。
やっぱり日記を書くことの良さを説明している動画が結構あった。
一番楽そうなのは、1行日記。それから、3行日記・ポジティブ日記・ジャーナリング・書く瞑想・ジャーナリング何かの用語が次々に上がってきて、休みなのも相まってズルズルと動画を見てしまった。
うん、日記書こう!明日から。とりあえずかわいいノートを買わなくては!
嫌われる勇気』古賀史健が、はじめて13歳に向けて書き下ろした「書くことで自分を好きになる」本。他者より先に、自分との人間関係を構築しよう。うみのなか中学校に通うタコジローが、ヤドカリおじさんに出会い「日記を書く」ことを通じて新しい自分を見つめる寓話。イラストもたっぷりで読書が苦手な子も読みやすい。なんとなくさみしい。なんとなく消えたい。そんな孤独な夜に寄り添い「ひとり」になる勇気が持てる一冊
次に読みたい本
こちらは、毎朝A3ノート3ページを書く「モーニングルーティーン」をおすすめしている本。
いろんなユーチュバーのオススメ本だ。
やってみたい!とおもったが、毎朝この量を書ける自信がない・・・