今日は芥川竜之介の命日、河童忌らしいので「藪の中」を読んだ。
名作だからか、それこそいろんな出版社からいろいろな形で出版されている。
青空文庫からもでているし、角川から出版された文豪ストレイドッグスのアニメカバー版もある。
でもま、面白いので漫画版を掲載してみた。
『藪の中』は1922(大正11)年に発表された芥川龍之介の短編小説です。
藪の中で起きた殺人事件について、関係者の7人が尋問を受けました。
第一発見者の木こり、被害者の男を目にした旅法師、容疑者の多襄丸を捕まえた男、被害者の妻・真砂の母親、そして多襄丸、真砂、被害者の男の死霊までもが事件について語りましたが、どの証言も微妙に食い違います。
しかも、7人のうち3人が男の殺害を自供しました。一体誰が、どういう理由で男を殺めたのか……証言を聞けば聞くほど真相が分からなくなっていくのです。
『藪の中』は黒澤 明監督が「羅生門」のタイトルで映画化したほか、天海祐希と豊川悦司が主演を務めた「MISTY」、小栗 旬演じる多襄丸が主人公の「TAJOMARU」など、数々の映画作品になっています。
改めて芥川龍之介の名作を読み返し、人間の弱さやエゴイズムについて考えてみてはいかがでしょうか。
今でも「真相は藪の中」という言葉があるが、この小説のタイトルから来ているらしい。
確かに、死人に口なし、結局犯人は誰だったのかわからない。
殺人犯の自供
妻の話
最後は巫女の口を借りた被害者の話。
こんな短編でこんな面白くできるんだからやっぱり文豪ってすごいなぁ。
名作なだけではなくしっかりミステリーをしている。しかも犯人が誰なのか未だにわからない。
なので、こんな本まででている。(元検事!ガチのやつやん)
次に読みたい本
毎日毎日暑いですな。なんと今日の最高気温は、静岡のので、38.8度らしい。
高熱にうなされている人と同じ気温ってことで、ヤバい。
この暑さのスパイラルを根本から断ち切るために、エアコンを切ってみた。
うーん、無理。挫折。暑い。何も考えられない。だれか、ロマンチックじゃなくて温暖を止めて~
2024.07.29 追記 この流れなら「河童」読めよと自分でも思ったので読んだ。