iCHi's diary~本は読みたし、はかどらず~

主に読書録。読み終えた本がこのまま砂のように忘却の彼方に忘れ去られるのが申し訳ないので、書き留める。要は忘れっぽい読者の読書日記。

「パーマネント神喜劇」あのかのこちゃんも出てくるよ

万城目学の「パーマネント神喜劇」を読んだ。

新喜劇の「しん」が「神」なのがポイント。

 

万城目学のファンタジーの中ではそんなに有名ではないのかも知れない。

でも面白かったー。

 

なんと今回の物語の主人公は「縁結びの神」

でもイメージは地方支社の一人営業所長みたい。なんとも微妙なシャツを着て、吊りベルトをした中年太りのオジさんである。

「現場の声ももう少しわかってほしいわけ」

とブツブツ言いながらせっせとお仕事(縁結び)に励んでいる。

 

ある日、現場で働く神々のドキュメンタリーを書いているという「フリーの神」がやってくるのだが、これがまた地方銀行の社員みたいな黒縁メガネのカッチリスーツ男で、どう見ても「神に見えない」奇抜な二人組が我々人間の御縁を結ぶために奮闘してくれる。

 

どうやら、神の世界では縁結びの神は結んだ縁の数が評価の対象で、毎年毎年ノルマが積まれているそうで・・・神もなかなか大変。

 

かっこよくない神の、でも熱い働きにほっこりすること請け合い。

 

最後にはちらりと「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」のかのこちゃん家族も出てくる。

 

こういうのっていいよね。

 

 

派手な柄シャツを小太りの体に纏い、下ぶくれの顔に笑みを浮かべた中年男。でもこれは人間に配慮した仮の姿。だって、私は神だから――。千年前から小さな神社を守る恋愛成就の神は、黒縁メガネにスーツ姿の同僚と共にお勤めに励む。昇進の機会を摑むため、珍客がもたらす危機から脱するため、そして人々の悠久なる幸せのため。ちょっとセコくて小心で、とびきり熱い神様が贈る縁結び奮闘記!

 

 

 

 

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次に読みたい本

 

この表紙の男、どう考えても中井貴一じゃなかろうか。

であればこんな本。先程書評を読んでミステリアスな話らしくてぜひぜひ読まねば。

母の待つ里(新潮文庫)

第三話 室田精一の場合

 

 

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今日は三連休の最終日でしたね。もう11月だと言うのにここ福岡では20℃超えで、いやいや11月ですけど大丈夫ですか?って思うよね。

ハロウィンが終わったら早速お店はクリスマスの商品が飾り付けられているが、実際は半袖で全然問題ない気温。カムバック季節感。

 

さて、今日は今年最後の三連休だったらしい。お陰でゆっくりできたよ。

3日休めば3日分次の日が辛いが。