三浦しをんが描く恋愛小説。恋愛小説というと確実にどうでもいい気持ちになる私ですが、実は角川書店の夏の百冊に惹かれ購入。
彼女の恋愛感っていうのが「燃えるような恋」から程遠く、等身大でつぼにはまってとても面白く読めました。
内容は、海外ロマンス小説を翻訳するあかりと、ボーイフレンドの神名の物語と、
あかりが訳すロマンス小説(要するにハーレクインロマンス見たいな物)が平行し語られる。
あかりは、神名が会社を黙って辞めたことやネパールに行こうとしてることを知り、気持ちがささくれ立つ。そして苛立ちを翻訳する小説にぶつけ、結局小説はあかりの超訳、創造になっていく。
7日間に起こったことをぎゅっと凝縮したストーリー。
そして、やっぱり本人によるあとがきがしをん節炸裂。エッセイ好きの私には最高に面白
かった~さくっと読めて、ブックカバーももらえるのでお勧め。
ロマンス小説の七日間
posted with 簡単リンクくん at 2007. 7. 2