日常に金田一のスパイスを「八つ墓村」

 最近、金田一耕助からちょっと離れていたのでちょいと景気づけに？八つ墓村を読んだ。

さすがに３回目ともなるとずっと頭のうしろで「でも、あんた犯人やもんねー」みたいな目線があって、我ながら余裕のある？読書だった。

私は割といらち（イライラ生き急ぐ）タイプなので犯人が分かっている推理小説を読むほど暇じゃねー！とか思うタイプなのだが、意外と楽しめたのでちょっとびっくりした。

何度も映像化されているこの作品、ホラーとか因業因習の怖い側面が記憶に残るけど、洞窟内で財宝を探すという冒険小説でもある。

そして、ロマンスも。

それにしても典子が、どんどん綺麗に描かれていくのは、やっぱり書き手が彼女に恋をしてしまったからなんだよねー最初はひどい描写だったのに、最後は結婚を発表。

何より、3回読んでも楽しいことがわかって、金田一耕助シリーズ読了したらどうしよう、という心配が減った。

死ぬまでスルメをしゃぶるように、忘れたくらいに読み返せばいいのだ〜〜

八つ墓村 (角川文庫)

これは、私が手に入れられなかったコンビニコミック。ブックオフ巡りをしたいとおもいます。

コミック横溝正史妖異劇画館シリーズ 八つ墓村 (ミッシィコミックス)