山口恵以子の「婚活食堂」を読んだ。先日ゆうれい居酒屋をよんで婚活食堂もまた感じが違って面白い、という情報を聞いたのでどれどれと読んでみた。
やっぱり、最後にしっかりレシピの紹介があった。
トマトの冷やしおでんとか今の季節最高よね。
湯剥きしたトマトをおでんだしに入れて冷やすだけらしい。
あと、蒸しいちじくの甘味噌和えも相当美味しそう。市販のゆず味噌でもよいらしい。
この、突き出し料理集まじでよだれが出るわ～
ああ、それから蟹面という耳慣れない料理がでていきた。
どうやら高級、で蟹の甲羅をつかう、どこかの名物料理らしい。
というわけで検索。
ほーん。金沢おでんかー。かにづら、と読むのだそうだ
カニの甲羅の中に具が入っているらしい
作るのに手間がかかるので一人一個というのが暗黙のルールと書いてある。
遠い地方の暗黙のルールほど恐ろしたものはないな。
さて、婚活食堂の方だが、元占い師のおかみがやっているおでん屋、カウンターしかない小さなお店なのに、半年で何組も結婚しちゃって、常連さん、軒並み結婚。
最終的にはもらい火事で、お店がも燃えちゃうけども、とにかく、婚活したい人にとっては一種のパワースポットになってしまう。
こんなに全員結婚しちゃったら、二巻から物語が続かんくない？
11巻まで出ている模様。
「王様のブランチ」で話題！ 「食堂のおばちゃん」で人気の著者、新シリーズ第1弾。心もおなかも満たされる幸せの食堂、開店です。牛スジ、葱鮪、トマト、蟹面といった名物おでんや牡蠣のカレー煮、蒸しイチジクの甘味噌かけなどの美味しい小料理……東京・四谷の「めぐみ食堂」は、女将の恵が一人で切り盛りするおでん屋だ。元・人気占い師の恵は、ある事情があって今は“見る力”を失っていたが、結婚のさまざまな悩みを抱える常連客と接するうちに、“男女の縁”が見えるようになって――。ときにほろ苦くも心あたたまる連作短編集。
相変わらず、さらりと読めてらしかも美味しそうな料理のレシピがおもしろいシリーズ。
作者が、料理が好きなのが伝わってくる。
次に読みたい本
カレー移民の謎。先日ダイジェスト版を読んで結果悲しい話だったので、ちゃんとよみたいなと
美味しいカレーのスパイシーな裏側、らしい。確かにこの手のネパールカレーは多い。安いし大好きだか、カレー屋は最近二極化。ランチに払う金額じゃない。
