名前はわすれたけれど、絵本紹介ムックで紹介されていたこの本。
読みたくって図書館でリクエストしました。(そう簡単には買わないよ~)
そしたらあなた、おばけ話とはいうものの、大好きな肉親の死をテーマにした感動の内容で、子供に読み聞かせる前ざっと読んで涙。
読み聞かせも3回くらいは泣いてしまい、声が震えてしまうありさま。
絵本でこんなに泣いて読めなくなるのは初めてかもしれない。といっても、決してお涙頂戴のあざとさは見えず、いまでも最後のおじいちゃんのセリフに涙腺を刺激されるのでした。
内容は、エリックのだいすきなじいじが突然死んでしまいます。
ところが、お葬式が終わった日の夜、じいじはそのままの姿でエリックの寝室に現れます。
この世に忘れ物をした人はおばけになるらしいのです。
じいじとエリックはその忘れ物がなにか探しますが、じいじは「けっこう覚えているもん」で、なかなか忘れ物が見つかりません。
3日目の夜、じいじはやっと思い出します。「大切な孫のエリックにさよならを言うのをわすれていた」。ここで、涙ぼ~
・・・ああ、突然の死とはそういうものだものね。さよならを言ったおじいちゃんはおばあちゃんのところへ行くのでした。
絵は、おばけといっても生きているおじいちゃんと変わりなく柔らかな色鉛筆タッチのかわいらしい絵。「日本でも人気の」と書かれていのですが、確かに好ましいタッチの素敵な絵。
いやー、是非読んであげてというより、大人が一読してほしいな!