はじめに
アガサ・クリスティーの「五匹の子豚」「カーテン」を読んだ。
特に、「カーテン」は名探偵ポアロ最後の事件で、最後ポアロ死んじゃうの~
今まで、古典舐めてたけど、どちらもとてもおもしろかった。
「五匹の子豚」
「五匹の子豚」は、16年前の殺人事件を当時の関係者から丹念に話を聞いて解決するという・・・
もうハリポッターでいうと「エクスペクト・パトローナム!」みたいな?
「名探偵奥義」物的証拠何もなし解決~
当時は指紋捜査まではあったけどDNA鑑定などはなかった。
ポアロが手にした材料は「記憶がうすれた5人の証言」のみ。
おまけにこの中には嘘つきがいる。
ポアロの灰色の脳細胞が関係者の記憶から「心中を推し量って」解決に導くのだ。
いやそれ無理じゃない?とみんなが言う。それをやっちゃうのがポアロなんだよねー
ポアロがかっこよかったのでAIでポアロ描いてとお願いをした。
と、いうわけで私のなかのポアロ株バク上がりのため、イメージ像がかなりダンディな紳士になっております。
今まで読んだアガサ・クリスティーの中で一番好きかも。
カーテン
コチラも、衝撃の結末を迎える「カーテン」
最後は「!!!!」となって言葉にならないよ・・・
よかったヘイスティングスが殺人を犯さなくて。
まとめ
いやー、今まであまり古典って得意じゃなかったけど、五匹の子豚すごく良かった。
5人の証言者に会って話す時にポアロが心のなかで
「この子豚はウィーウィーウィーと鳴く」とか
「この子豚は鳴かない」とかって思ってるんだよね。
なんか好き。
アガサ・クリスティーの作品は、緻密なフラグとその回収、それからまさかの犯人が有名だけれど、技工に走らず人間のこころのヒダのような細やかな観察と描写で、物語としてもとてもよかった。
あれ、これって私が年齢を重ねたから?
何にせよ、やっぱこの人は(アガサ・クリスティ)すげーなと思ったわけですよ。
ミステリ界の手塚治虫よ。いや、英国人が怒るかもだけど。
コナンでも「阿笠博士」と喫茶店「ポアロ」で出てきてますね。
ミス・マープルは出てくるのかな?素朴な疑問。
今回のこの2冊も実はAudible(オーディブル)に読んでもらった。
アガサ・クリスティも充実してきたのでおすすめです。