いい本でした~。のっけから褒めます。この人の書く本は、どんな結末であろうと読んで穏やかな気持ちというか、いいきぶんになるので大好き。
内容は大学に入学した北村君が合コンしたり、麻雀したり、友達とちょっと危ない橋を渡ったり恋人をつくったりと、書き連ねてみるとなんでもない日常を送るのですが・・・・
東堂はびっくりするくらい美人だし、南ちゃんは、何気にスプーン曲げとか出来ちゃうし、西嶋はうっとうしーんだけど迷いがなくてまねできない。そして北村君で「東西南北」になっています。
それに鳥井君を加えた友達5人組のキャラクターがみんな際立っていて、読み終わるのが惜しいけれどものすごい勢いで読んでしまいました。
青春群像、っていううのかしら~もう若くない私にも久しぶりにわくわくをおすそ分けしてもらえました。
(ちなみに、この青春群像という言葉、なんかいも打ち間違いして辟易しました。それから、麻雀のよみがなが、”まあじゃん”ではなく”まーじゃん”だということもはじめて知りました)