iCHi's diary~本は読みたし、はかどらず~

主に読書録。読み終えた本がこのまま砂のように忘却の彼方に忘れ去られるのが申し訳ないので、書き留める。要は忘れっぽい読者の読書日記。

ロングセラー「ひとまねこざる」シリーズ

岩波のこの黄色い表紙。このサイズ!!嗚呼懐かしい~

「ひとまねこざる」よりも、「おさるのじょーじ」シリーズのほうがとおりはいいかな?

娘1号もようやく「岩波のこどもの本」についてこれるようになりました。図書館に行くたびに一冊は借りて来ています。

とはいえ懐かしいけどちっとも内容は覚えていなかった私。

「ひとまねこざるときいろいぼうし」(第一作)では、「なかよしのきいろいぼうしのおじさん」と「じょーじ」の出会いが描かれていますが・・・

おじさんそれはちょっとひどくない?

じょーじをどうぶつえんにつれていってやりたい。どんなによろこぶだろう。

って、こざるを捕まえて連れて行っちゃうのよ~!!出てこないけど母ザルの立場はどうなるよ。

ちょっと人間の傲慢さが感じられますね。最初は少しだけ悲しかったじょーじも、船に乗せられたらすっかり機嫌が治ってるし。・・・だから、母ザルの立場は?

ひとまねこざるときいろいぼうし

著者:H.A.レイ,光吉 夏弥

ひとまねこざるときいろいぼうし

まあ、そこが許せればこのシリーズはたのしい。

毎回じょーじが、破天荒で規模のでかい”いたずら”をやらかすのですが、ちーっとも怒られない。

病院で車いすをいたずらし、給食ワゴンにつっこんで、たまたま視察に来ていた市長さんをランチまみれにしますが、なぜか怒られない。

ほかにも、トラックにいたずらして、公園のレイアウトを変えても怒られなかったし、パレードをめちゃくちゃにしても怒られなかったし、博物館の恐竜レプリカをぶっこわしても怒られなかった。

猿だから?いやいや、これこそ子供の願望なんだろうな~

ココまでやっても許してくれる大人。いたずらがしたいというより、許されたいのよね。・・・うっとり。

いや、現実の母は許しませんがね。

最近はNHKのアニメや、バナナのパッケージでも見ましたがこれは、ちょっとなんか好きになれなかった~ジョージがあんまりかわいくない!!

やはり、原作の柔らかな水彩と色鉛筆?のタッチが素敵。

(しかし、見るたび小猿の体型ってうちの娘2歳の体型とかぶる・・・かわいい~)

ちなみにこの「岩波子どもの本」はロングセラーがおおいしお値段もお手頃だけれど、少々長い!

5歳の子どもでぎりぎりだれないんですが、一緒によんでる2歳半には少々早いかも。それに読んでるこちらも疲れる。

眠くなって本を取り落とし、子どもの額に絵本の角を・・・なんてことはうちでは日常茶飯事です。