iCHi's diary~本は読みたし、はかどらず~

主に読書録。読み終えた本がこのまま砂のように忘却の彼方に忘れ去られるのが申し訳ないので、書き留める。要は忘れっぽい読者の読書日記。

夏はSFだよね「ミノタウルスの皿」

なんかこのところSFが読みたい気分だ。最近めっきり怪談ばっかり読んでる気もするが、

面白いSFを寝食忘れて読みたい!

 

ついては私に本をオススメして!と会社の人にお願いしてみた。

で、オススメられたのがこの三冊

 

夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)

夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)

 

夏への扉 は去年の夏やはり面白いSF病が発症したとき読んだのだが、なんかフィットしなかった。すごく爽やで素敵なんだけど、もちょっとスペースオペラの要素が欲しい。

古典の名作に向かって、なんと贅沢な。

 

 

SF、っていうか少し不思議な話でいいですか〜と紹介してもらったのがこれ。

あなたに似た人

あなたに似た人

 

む、これ面白そう。

チャーリーとチョコレート工場の人ですな。

 

そして、昼休みのうちにブックオフで購入に至ったのはこちらの一冊。 

ミノタウルスの皿

藤子不二雄ドラえもんだけじゃないぜ、と唸らせてくれる一冊。

ブラックだったり少々後味が悪かったり。しかし登場人物は相変わらずかわいい。

表題作ミノタウルスの皿はなかなか考えさせられる話。

人間そっくりの家畜と、牛そっくりの支配者がいる星

人間がビフテキを食べるようにこの星では、牛みたいなも者たちが人間みたいな者を食べる。

 

この星に不時着したオレは、美しいミノアという女性に出会うのだが、彼女は食料として生まれ喜んで食べられようとしているのだ。俺は、断固としてミノアを救おうとするのだが皆「何がいけない」と取り合わない。

考えれば考えるほどぞ〜っとする話。

 

それから、お化けのQ太郎のその後の話、ってのもなかなか面白かった。

ひさびさに人間界に戻ってきたQ太郎。仲良しのしょうちゃんが大人になってて、残業やら脱サラやら世知辛い!しかもなぜか劇画調。

最後にQちゃんのセリフがすごくよかった。これは必見かも。

 

いやーたまには人におすすめ聞くのも面白い!

とくに、あ、私が読みたいのは、SFの中でもスペースオペラと呼ばれる宇宙を旅する話が好きなんだとわかった。だれか宇宙を旅する感じのSFオススメて〜