iCHi's diary~本は読みたし、はかどらず~

主に読書録。読み終えた本がこのまま砂のように忘却の彼方に忘れ去られるのが申し訳ないので、書き留める。要は忘れっぽい読者の読書日記。

「めがねなんて、かけないよ」って言わないで~

いよいよ月もかわり、11月にはいりましたね。

町では手のひらを返したようにカボチャを引っ込めてツリーが飾ってあります。

さて、表題「めがねなんて、かけないよ」は三びきのコブタのほんとうの話―A.ウルフ談 (大型絵本)なんかを描いたレイン・スミスさんの一冊。

絵本のムックで知り読んでみました。三びきのコブタのほんとうの話、も相当おもしろかったのですが、この本が気になった理由はもう一つありまして、実はうちの2号は3歳児検診で遠視性弱視が見つかり、今”メガネっコ”だからです。

弱視というと見る力じたいを訓練する必要があるので「見やすくするためにかけている」のではなく「見る力を付ける訓練をするためにかけている」そうで、風呂と布団の中以外はかけてる方が望ましい。

「めがねなんて、かけないよ~」

と逃げ出されると大変こまるのです。

そこでこの本、内容は

メガネをかけなさいと勧める眼科の先生と「かけない」と頑張る僕のやりとりです。

先生が「パパだって、ママだって、・・・怪獣映画に出てる人だって・・・ジャガイモだってカメレオンだって・・・みーんなかけてるんだぞ!」とどんどんエスカレートして行く様子がおもしろい。

最後はどうなったって?

先生に「かけないとこーんなおもしろいものがみられないんだぞ!」といわれメガネをかけられるのですが、そこには先生の言う妄想?の世界が広がっていて、僕は思わす「金のフレームにしてよね」[E:eyeglass]と言っちゃいます。

それしてもものすご~く個性的な絵。どうやって描いたのか想像できないなぁ、っていうタッチ。

かわいい?ん?ビミョー・・・なんですが[E:coldsweats01]

ちなみに当の本人の娘は「メガネかけないといけないのにねぇ~」とおばさんのように勝ち誇っていました。

そうそう、メガネをかけていると「とてもかわいい!メガネのお姫様」だとおだてまくってます。

しかし、小さい子のメガネは十分目立つ!それだけが特徴になって、この前迷子になりかけたとき

「ほら、あのメガネの子よ!」と言われ少々母ショック。メガネの子。ま、そのままでありますが。

あ、ちなみにこのメガネは大きくなるとはずせるそうです。

そのころには

「メガネをはずした彼女は意外とかわいくて」バージョンでお願いします。(なにが?)

めがねなんか、かけないよ 

 レイン スミス、Lane Smith、 青山 南 (大型本 - 1993/3) 

 ほるぷ出版 (1993/03) ¥ 1,470 (税込)