iCHi's diary~本は読みたし、はかどらず~

主に読書録。読み終えた本がこのまま砂のように忘却の彼方に忘れ去られるのが申し訳ないので、書き留める。要は忘れっぽい読者の読書日記。

めずらしい古本屋を発見した

現在読書中の本は、アガサクリスティーの「アクロイド殺人事件」。なにを今更?的な本ですよね。

この本は家の近所の古本屋にて手に入れたのですが、その古本屋が・・・・
すごいんです。なんと言うか、本だけではなく、リサイクルショップとして看板を出していて、まず店先にどうでもいいようなぬいぐるみとか、皿とかが何のカテゴライズもされないまま並んでいます。

 中に入ると、入り口付近はようやく店としての形態を保っているものの、奥のほうは倉庫なんだか、店の中なのかカウンターの中なのか、行き過ぎて裏口なのか?ぜんぜん判らん!それでも、文庫本の数はかなりあり全体的にブックオフよりは値段高め。こういう店こそ、せどりが活躍しそうなかんじ・・・

ふーむ。で、2冊ばかり文庫本を買ってお会計をお願いすると、いままで客と思っていた怪しいコートの女性が「今コンピューター処理をするのでモニョモノ・・・」本を受け取り、そばにあった普通の大学ノートに文庫本の題名と作者を書き始めました。

「?今確かにコンピューターって言ったよね?」と思いつつ見ていると、それが大変な作業で、なんと本の題名と作者を全部書き写すらしく、しかも私の買ったほんの一冊は7人の作家によるアンソロジー「七つの危険な真実」だったから・・・彼女は赤川次郎からはじめ夏樹静子まで全部ちゃんと書き始めた。ノートの升目を無視した大きな字で。

私はこの店の「コンピュータ作業」を彼女に許可したことを激しく後悔しつつその作業をじっと見守った。
今度からはブックオフでいいです。どんな宝が埋まっているか判らない!と興味をお持ちの方は探してみてください。リサイクルショップピッコロという不思議なお店を。。。