アガサ・クリスティの「予告殺人」を読んだ。
その朝、新聞の広告欄を目にした町の人々は驚きの声を上げた。「殺人お知らせ申しあげます。10月29日金曜日、午後6時30分より……」いたずらかと思われたが、しかし、それは正真正銘の殺人予告だった。時計の針が予告時間を指したとき、銃声が! 大胆不敵な殺人事件にミス・マープルが挑む
犯人がまさかこの人だったとはやって言うのは定番の驚き方だが、また芸もなくクリスティにいっぱい食わされた。
たとえ時代やすむ国が違えども人間の心は本当に変わらない。
ミス・マープルが時代を超えて愛されている理由もそこにあるのだと思う。
時代を超えて愛されている理由もそこにあるのだと思う。
莫大な遺産何年も会わなかった遠い親戚。
怪しいもうと思えば、全てが怪しい
江戸川乱歩は、この作品をアガサ、クリスティーのトップ10の1つに数えたらしい。
江戸川乱歩の時代にこの作品が読まれていたというのが、まずすごい。
乱歩作品を読んでいると大正レトロという感じがして、すごく古い気ががするが、クリスティーの本作品はさすがにスマホや携帯電話は無いものの、そんなに時代を感じない。
今でもマーブルおばさまのような 詮索好きのおばさんはいそうだし。
薔薇色の頬を染めて楽しそうに推理するマープルおばさんはかわいいし、今で言うならテレビばえしそう。
沢山映像化してるし、なんなら日本バージョンもある。「予告殺人」ネタバレ感想&原作比較|名前のインパクトが強くて話が入ってこない
ただ今回は登場人物の名前がなかなか覚えられなくて大変だった。
読んでるうちに誰が誰なのやらわからない。そのうちに主人公とミスマープルと警察官ぐらいはわかるようになったがそれじゃあ全く話についていけていたと言えるのか。
最後犯人の犯罪の動機についてマープルが語る場面があるのだが、分からないなりになるほどー倫理観がちょっとないだけ、って言い方!と思った。
次に読みたい本
こんな本があったとは。