ミニマリストしぶの「手ぶらで生きる。見栄と財布を捨てて、自由になる50の方法」を読んだ。
最小限のお金で生きて
最大限の自由を手にする月間100万PVの超人気ブロガーが教える、
本当に豊かな人生を送るための
「手ぶら」のススメ。
のっけから、家賃2万の部屋に住み「布団いらない床で寝ればいい!」と言われて、瞠目する。
流石にそれはどうなのよ、と引いたけど後半「インフルエンザになった時にマットレス買った。健康が一番」と宗旨変えをしたのでひと安心。
ミニマリスト、確かにスッキリして快適だろうなとは思う。
特に、自分を生かす最低限のコストを知るのは大切という部分には大いに役に立った。
(ちなみに彼は一人暮らしで月7万円らしい)
自分を養う最低コストを知っていれば、いろんなチャレンジができる。
月7万円稼ぐためにはコンビニのバイトを10日程度すればよい。なんて逆引きすればそんなにあくせくしなくても良くない?となるらしい。確かに。
恥ずかしながら家計簿が全く続かないので、毎月何にいくらかかっているのか、ぼんやりしか把握してない。
1円単位で安い野菜を探して買うくせに、実は光熱費に関してはザルだし、多分想像以上に行き当たりばったりで、我が家の子ども達も実態を知ったらびびるやろうなー
(でも、あまり物を考えないお父さんとお母さんだから3人とも私立に行けるんだからね!)
歳を取れば大人になってちゃんとできると思っていたけど、世の中はそういうふうにできてはいないらしい。
年齢を重ねたって、やらなきゃできないのだ。
ミニマリストなら自分の持ち物が把握できているので、なくしものなんてないんだろうあ。車検証がどこにあるかわからなくなっているような(実話)こともなく、毎日のストレスが無いに違いない。
たくさんもっているから幸せとはかぎらない。
タイトルにある「50の方法」ほかにも真似したいのは私服の制服化。
スティーブジョブスのように毎日同じ服を着るあれだ。
毎朝毎朝何着るか悩むのをやめると脳がスッキリするというアレ。
本当は羨ましいのだが、わたしくらいの年代の婦人(!)には向かない気がする。
いや、むしろ中途半端な丈のスカートとカーディガンとかだったらありか。The事務員みたいな格好。・・・・嫌だーーーーーー!!
どうせ制服化するなら、シンプルでおしゃれでどこでも同じ物が買えるのが理想だ。
例えばこの人は、パンツはGUのこれ、シャツは無印、靴はコンバース、といった感じで全く同じものをずっと着ているらしい。(やっぱりスタイル良くないと無理かも)
靴下くらいはそれをやりたいと思う。
(片方だけの靴下がわんさか入っているかごがあるんだが、なぜですかね。妖怪のせいですかね。)
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最初、冷蔵庫もマットレスもテレビもない、ミニマリストが仕事、と言い放つ作者についていけないとおもったが、大事なのは物を所有するとかしないとかではないのだ。
ましてや物を捨てることがゴールでもないのだ。
自分の人生を見つめ直して、所有することが幸せだと思っていた自分を反省し、こだわりを一つ一つ手放していく、その過程を皆に伝えたかったったんだね。
おしゃれな修行僧みたいな本だったよ。
次に読みたい本
いつもむらさきのスカートを履いている女と黄色いカーディンガンを着ている女。
あだ名になるほど同じものを着続けるのも個性。