説明動画の世界
最近娘に勧められた「鈴木ジェロニモの説明動画」が面白かったのだ。
鈴木ジェロニモという芸人さんのネタ動画なのだが、この不穏な感じ?と見たことないものを見せられた感がすごい。
「説明動画」の説明は難しい。
他にも「割り箸」や「紙コップの重さ」など様々のものを3分程度で説明しているのだが、真顔で徐々になんだかよくわからないことを言い出す。
割り箸に至っては、・・・「誰かに割ったことにさせれていた」「割る自分を見たことがない」「でも割った記憶がない」「割る前と割ったあとしかない」・・・「割った自分にもらった箸」とどんどん説明がシュールになっていく。
独特!それを言っちゃうと身も蓋もないというか、笑顔なしだけに面白がるポイントがわからんし、人を選びそうだなぁ。
なぜこのお笑い芸人さんが歌人の穂村弘と対談しているかというと、鈴木ジェロニモもまた短歌を読むかららしい。
最近、急激に短歌愛が芽生えたわたしは、とりあえず「短歌」という雑誌をペラペラめくり、その中で大注目中の「穂村弘」と謎めいた「鈴木ジェロニモ」のキーワードを目ざとく見つけて喜んで読んだ。
この中でも説明動画についてホムホムが、地球に来た宇宙人みたい、っだんだん怖くなってくる、と表現していたが、ホントそんなかんじ。
いやあ、本屋ってセレンディピティですな。
不思議な短歌トーク
ちなみに鈴木ジェロニモの「6Pチーズのうた」が「短歌ください」に投句されたときの驚きを語るエピソードがすきだ。
確かにあの入れ物に、あの形のものが収まっているってなんか不思議。
そのみんなが知っている感覚をすくい上げたところがジェロニモセンス、ってことらしい。
いやー面白い。
新しい趣味が広がる音がしたよ!
次に読みたい本
芸人さんと短歌・俳句との相性の良さみたいなものを感じる本。タイトルがすでに面白い。