iCHi's diary~本は読みたし、はかどらず~

主に読書録。読み終えた本がこのまま砂のように忘却の彼方に忘れ去られるのが申し訳ないので、書き留める。要は忘れっぽい読者の読書日記。

「金を使うならカラダに使え。」歯医者の予約をしました。

堀江貴文の「金を使うならカラダに使え。」を読んだ。 この人らしいタイトルだが、確かにこの年になると色恋やファッションに使う気も薄れてくるのでひびく。 とやかく言われがちなホリエモンだが、予防医療をもっと普及したい、知らないせいで病気になるの…

「私の愛した余命探偵」いろんな探偵はいるけれど

長月天音の「私の愛した余命探偵」を読んだ。 いろんな探偵がいるが、行き着くところまで行った感はある。 突っ込む気満々で読んだけどやはり、人の生死を扱った話はイジりにくい。 私が愛した余命探偵 (小学館文庫) 作者:長月天音 小学館 Amazon その真実に…

「テロリストの家」エリート公安刑事のダメっぷり

中山七里の「テロリストの家」を読んだ。 すごく多作の作家さんだか初読み。 表紙がポップだったから軽いノリのドタバタサスペンスかと思ったら、意外と重厚感のあるベテラン公安警察官を主人公のストーリーだった。 主人公の俺は自分が一家の父親としてうま…

「ヒトコブラクダ層戦争」

万城目学の「ヒトコブラクダ層戦争」を読んだ。 不思議な力を持った三つ子の兄弟「梵天、梵地、梵人」が主人公の長編小説だ。 ぼんてん、ぼんち、ぼんどと読むこの三兄弟の仲の良さがとても印象的で、読んでいていやーエモいわーとニヤける。 案の定Audible…

「噛む老人」なんか想像すると良くない

大和浩則の「噛む老人」を読んだ。 第17回ミステリーズ!新人賞受賞作らしく、それを聞いて読んでいるせいか、なんだか初々しい感じがしてよかった。ページ数も少なく、とても読みやい一冊。 最近ずっと万城目学の長編をよんでいるのでこのシンプルさが心地…

「変な家2」間取り図からそこまで!?

雨穴の変な家2を読んだ。 読んだ、というかaudibleで聞いた。 うーん、さすがに読み聞かせには向かない本かもしれないと思いつつオーディブルでもちゃんと付属資料として間取り図がたくさん着いているので大丈夫であった。 変な家2 ~11の間取り図~ 作者:雨…

サラダ記念日 マルハラってご存知?

最近のネットニュースで俵万智をみかけて、サラダ記念日を改めて読んだ。 今から30年以上前に大ヒットとなった短歌集だ。 歌集にしては異例の発行部数で令和の今でも増刷がかかっている1冊。 かくいう私もほぼ同世代の歌人の引き起こした現代短歌の大ブーム…